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C言語とは?特徴とできること

※記事見出し画像ロゴ:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』C言語

どうも、こんにちは。
希少型ITエンジニア育成スクール「CORE ENGINEER」のサービス企画・販促を担当してますトモヨシです。

https://note.com/hiroto_tomoyoshi

今回は、プログラミング言語の一つである「C言語」についてご紹介いたします。

【この記事でわかること】
・C言語の基礎知識
・C言語でできること

そもそもC言語とは?

1972年にアメリカで開発され、40年以上使われている歴史の長いプログラミング言語であるC言語は、現在用いられている主要なプログラミング言語の中でも最も古く、様々なプログラミング言語の母体となった言語です。

C言語は、汎用性が高いことから開発元のアメリカはもちろん、現在では世界中のシステム開発で用いられています。

C言語を習得することで、プログラミングの基礎から実用性の高い応用知識まで幅広く身につくため、最初に学習する言語にC言語を選択する人も少なくありません。

C言語よりも後に登場したJavaやObjective-C、PHP、PythonなどはC言語に影響を受けている言語のため、基盤にC言語の知識・経験があると、他言語の習得が比較的容易になります。

C言語の特長

C言語の特徴はいくつかありますが、代表的なものが以下の3つです。

①手続き型の言語である
「手続き型」とはプログラムを作る際に、処理の手順を実行する順番にプログラムを記述する手法です。

料理のレシピと考えたらわかりやすいかもしれません。レシピは、手順通り上から順番に切る、炒めるなどの工程を行っていくと料理が出来上がります。このように手続き型は上から順に処理を実行していくとプログラムになるという書き方を指します。

現在、主流になっているシステム構成の手法は「オブジェクト指向」と呼ばれています。「オブジェクト指向」とは、1つずつの処理を小さな部品と考えその部品を組み合わせて大きなシステムを作る手法です。「手続き型」は「オブジェクト指向」が登場する前の考え方で、複雑でないためコードが追いやすくシンプルでわかりやすい構造をしています。

②実行速度が速い
C言語は「コンパイラ型」のプログラミング言語のため実行速度が速いです。「コンパイラ型」とは、プログラムを実行する前にソースコードを全てコンピューターが読み込める言葉(機械語)に翻訳してから処理を開始する方式です。

これとは別に処理を行う部分ごとに機械語に翻訳しながら処理を行う方式を「インタプリタ型」といいます。

例えるならば英語の文章を読む際に、翻訳家に全て翻訳してもらってから読むのが「コンパイラ型」。文章を1つずつ通訳に隣で訳してもらうのが「インタプリタ型」です。

「コンパイラ型」はプログラムの無駄を省くため、他の言語で記述されたプログラムよりも処理の数が少なく実行速度が速いのです。

③利用用途が広い
C言語はハードウェア制御(コンピューターのメモリやCPUといったハードウェアを直接制御すること)が得意な言語です。

ハードウェアとは、メモリやハードディスク、マウス、キーボードなど具体的なモノのことを指します。このためC言語はOSや組み込み機器の開発で欠かせない存在になっています。

ハードウェア制御ができ、処理も高速でメモリも軽いため汎用性が高く、オールラウンドに様々な開発で使用できる点がC言語の最大の魅力です。

C言語でできること

C言語を学ぼうと思っている方の中には「実際にどんな開発に使われているかわからない」「C言語って世の中のどんなところに使われているの」と疑問に思っている方も多いはず。ここでは具体的にC言語を使ってどんなシステムが開発されているのか、実用例を挙げて紹介します。

ソフトウェア開発

長い歴史のある言語であるため、信頼性がある点と処理速度が速い点が評価され、大規模なソフトウェアの開発にC言語が使われています。現在の金融機関や日本を代表する大企業で使われているシステムは、コンピューターが普及し始めた初期にC言語で作られたものが多いです。これらのシステムは、アップデートを繰り返し現在も現役で稼働しています。

例えば以下のシステムです。

・社員の個人情報や給料情報を管理するシステム
・売上管理やコスト管理を行うシステム
・企業の基幹システム

組み込み開発・ロボット制御

組み込み開発とは、電子機器の制御や動作を監視するアプリケーションを開発することです。アプリケーションは家電製品や産業用のロボットに組み込まれており、本体と独立して稼働することで本体の動作を自動化します。C言語はハードウェアの制御が得意であり省メモリかつ高速なので、メモリのコストを下げる点が組み込み開発で使われる理由です。
例えば以下の製品にC言語のアプリケーションが組み込まれています。

・洗濯機、冷蔵庫、エアコン、テレビなどの家電
・自動車
・監視システム
・ロボット
・農業機械
・医療用機器

ゲーム開発

組み込み開発と同じくC言語が使われることが多いのがゲーム開発です。最近はC#やC++を使うことが多くなってきましたが、C言語のエンジニア募集もあります。ゲームソフトの開発よりもハードウェアの開発がC言語の得意分野です。
C言語で開発されているゲームや関連機器は以下があります。

・WindowsPC向けのゲーム(文字打ゲームやシューティングゲーム、テトリスなど)
・ゲーム機ハードウェア用のOS
・ゲームソフト開発用ツールキット

OS開発

OS(パソコンのシステム)は、全体がC言語で作られているわけではありませんが、中核となる重要な部分においてC言語が利用されています。C言語はもともとUnix開発に用いられたことから、OSの開発言語としての地位を築きました。特にCPU(コンピューターからの全処理を受け取る機械)に依存しなかったことが、様々なプラットフォームで開発が進んだ理由かもしれません。

C言語を用いて開発されているOSは以下です。

・Unix
・Linux
・Windows
・Android
・iOS

最後に

記事中でも簡単に触れましたが、現在人気の主要なプログラミング言語の多くはC言語から派生しています。

そのため、C言語を修得することで、プログラミングの本質理解ができるようになり、他言語の修得も容易になるので、修得難易度は決して低くはないですが、初心者にこそオススメです。

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