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やりたい仕事でお金が稼げない時のマインドセットで自分の「裏」を活かす

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

前回

  • 表:自分が本来の力を最大限に発揮できる姿

  • 裏:自分が本来の力をあまり発揮できない姿

と定義した場合、同じ努力をするなら、自分が本来の力を発揮できる表で頑張る時間をできるだけ増やした方が気持ち的にも楽になるという記事を書きました。

ただ、いわゆる「裏」であっても、上手に活用することで、仕事に活かすことはできます

自分がやりたいことを評価してもらい仕事として成り立つのは理想的です。

しかしながら、自分はやりたくないことで人から評価してもらうことがあります。私の場合は「総務的な仕事」がそれに当たります。

正直に申し上げて、総務的な仕事はそれほど好きではありません。

その理由の一つが、総務的な仕事は100%上手くやって合格で、一つでもミスや間違いあると評価されない仕事だからです。営業が加点的な評価であれば、総務など事務的な仕事は減点方式の評価です。割に合わないと感じます。

一方で、過去、特にサラリーマン時代を振り返ってみると、どちらと言えば、営業よりも総務など事務的な仕事の方が評価が高かったように感じます。

そして、本人は非常にだらしないのに、きっちりと仕事をするというイメージを持たれていました。自分の自己評価と他人からの評価にギャップがあり、「そこで認められもなぁ」と感じて自己矛盾を起こしていた訳です。

減点主義的な仕事は「強要」の要素があるので、どちらと言うと私の「裏」に当たるものです。また、本来だらしないのに、ミスなく完璧にやろうとするのは、だらしない自分への「強要」になります。

しかしながら、裏を克服しようとして工夫を重ねたことは、実際にやろうとする人が少ないので価値があります

つまり、裏であっても使いようによってはお金にできるということ。

その際のコツは、「なんとなくやりたくなぁ」とモヤモヤしながらやるのではなく、「本当は好きじゃないけれど『仕事』として割り切ってやる」ことを自分の中でしっかり落とし込むことです。

あの林修先生が「やりたいか、やりたくないかは偶然」「できるか、できないかは必然」であるとあるテレビ番組で解説されていました。

それゆえ、林先生は仕事においては、偶然性よりも必然性が高い「できるか、できないか」に着目して、自分がやりたいと思う仕事よりも、自分ができる(と他者から思われている)仕事を優先して取り組んでおられるそうです。

最近は、どちらと言えば、自分のやりたい仕事を重視する傾向が強いです。しかしながら、現実問題として、すべての人が自分のやりたい仕事でお金を稼げる訳ではありません。

自分のやりたいことや自分の「表」で黄金のように輝くことがなかなか難しい場合は、自分のやりたくないことや「裏」でいぶし銀のように輝くという選択肢もあり。

表で裏であれ、それも両方合わさって自分。自分の個性を活かして輝きましょう。

もし、「自分の実力はこんなもんじゃない」と思いながら、「その発揮の仕方がいま一つハッキリしない」と日頃感じておられたら、「こちら」をお試しください。「裏」の活用法が分かると、選択肢が広がります。
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