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会社の事業投資における確率を子供の頃に夢中になったスナック菓子から考える

ゲームなどで時折話題になるのは、課金に関する中毒性。カードやアイテムを揃えるために子供がかなりのお金を使ってしまう点が時々問題になっています。

私はスマホゲームなどをほとんどやらないので、ゲーム関係でお金や時間を使うことはないのですが、思い出したのが「仮面ライダースナック」です。

私が小学生だった頃、まだ仮面ライダー1号と2号が活躍していた時代、カルビーから「仮面ライダースナック」なるお菓子が販売されていました。

我々のお目当てはスナックにおまけとしてついてくる仮面ライダーカード。仮面ライダーの勇姿や悪の組織ショッカーの怪人のカードが1袋に1枚ついてきます。

もちろん、どのカードが出てくるかは買ってからのお楽しみ。このため、多くの小学生はお小遣いを握り締め、足繁く近所のお菓子屋さんに通っていました。

また、50枚か1枚だったか、100枚に1枚だったか忘れてしまったのですが、ある一定の確率でラッキーカードが入っています。そして、このラッキーカードを送ると、仮面ライダーカードを入れるアルバムがもらえるという仕組みです。

このため、カード目当てにお金を使う子供が続出、当時も時々ニュースで話題になっていました。

さて、この仮面ライダースナックの場合、どのカードが出るのかは分かりません。しかしながら、ある一定の確率でラッキーカードが当たることは確実でした。

つまり、仮面ライダースナックを1箱分買えば、必ずラッキーカードが当たりアルバムが1冊もらえるということは確定していたのです。

さて、会社で事業投資を行う際にも

成果が出るかどうかは分からないケース
一定の確率で成果が出ることが判明しているケース

では、同じお金を使う場合でも結果が大きく異なります。

前者は、「自分の欲しいカードを手に入れるため、どんどんお金を使ってしまうケース」、後者は、「アルバムを手に入れるため、1箱分まとめ買いするケース」と言えるかもしれません。

後者の確率が分かっている場合は、確率の大小によって判断できるので、まだ良いのですが、問題は確率が高いか低いかも分からずにお金を使っている場合です。

この場合は、予算や上限を決めて、「いくらまでならお金を使っても資金繰りに支障がないか」を常に把握しておく必要があります。

私の子供時代はおこづかい制だったので、仮面ライダースナックを大量に買うといっても、買える数量には自ずと制限がありました。けれども、親のクレジットカードなどを使って決済しているような場合、知らないうちに支出額が膨らんでしまう恐れもあります。

貴社の事業投資は成果が出る確率をつかんでおられるでしょうか。昨今は確率がより一層読みづらくなっているので、資金繰りをしっかり把握しながら対応しましょう。

ところで、さすがに今は仮面ライダーカードには興味はありませんが、あの仮面ライダースナックはもう一度食べてみたい気がします。

最近はお菓子でも復刻版がよく出ているので、秘かに期待しているのですが・・・。でもこれは確率の分からない期待ですね(笑)。

なお、自分の判断基準となる2つの言葉が分かると、成功する確率が高まります。「なんとかして現状を変えたい!」と解決策を探している方は「こちら」もご参照ください。


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