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「何を仕事にして起業するか」はひと手間かけて決めることがお勧め

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

起業で仕事を決める際の3要素

「どのような仕事をするか」を考える際

  • できること

  • やりたいこと

  • ニーズのあること

が重なることをやった方が良いと言われています。

もちろん、これで成功している人もいますが、このルールに沿って仕事をしても、上手くいかないことがあります。

3要素を深掘りすると

その場合

  • できること→夢中になってできることか、言われたらできることか

  • やりたいこと→本当にやりたいことか、なんとなくやりたいことか

  • ニーズのあること→競争が厳しくてもやるのか、儲かりそうだからやるのか

といったことを深掘りしていく必要があります。

また、「できること」や「やりたいこと」は自分自身のことであるのに対し、「ニーズのあること」は自分以外のことです。そして、仕事の目的の一つがお金を稼ぐことである以上、どうしても、「ニーズのあること」に引きずられてしまう傾向があります。

核となる価値を見つける

そこで、お勧めしたいのが、「どのような仕事で起業するか」を決める際、ひと手間かけることです。

まずは

  • できること

  • やりたいこと

  • 価値のあること

の重なる部分は何かを見つけることです。(弊社では「コア・バリュー」と呼んでいます。)

まずは最初の二つである「できること」と「やりたいこと」を徹底的に掘り下げて考えます。次にその重なる部分で、どのような価値が生まれるのかを言葉にすることがポイントになります。

「自分の好きなことを仕事にしよう」という場合、「できること」と「やりたいこと」という点では重なっている部分があります。

ただ、それが自分として「価値のあること」と感じられるかどうか。

この段階ではあくまで自分が「これは価値がある」と腹落ちすることが大切。一人が「価値がある」と感じたということは、他の誰かも「自分にとって価値がある」と感じる可能性があります。

3つの価値を定義してから市場を定める

その際、価値を

  • 機能価値

  • 感情価値

  • 社会的価値

の3つの観点から定義することが鍵です。

  • できること

  • やりたいこと

  • 価値のあること

の重なる部分は何かが見つかったあと、はじめて市場の選定になります。

この価値を感じてくれるのは「誰か」を考えて、その誰かがいる市場を選定するステップです。

市場を選定した後は

  • 自分の商品

  • お客様

  • 競合する商品

を分析して、USPを見定めることになります。

変わる世の中を乗り切るために

このひと手間かけるやり方が良いのは、

  • 自分の商品が変わる

  • お客様のニーズが変わる

  • 競合する商品が変わる

状況になった時に、立ち戻れる場所があることです。

VUCAの時代。

お客様のニーズも変わります。
また、競合企業も商品を変えてきます。
そして、自分の商品も変わらざるを得ません。

その変わりゆく状況の中で、コア・バリューという立ち戻れる場所があるかないかでは大違いです。

看板商品もひと手間かけて育てる

「看板商品」をつくる際にも、自分の想いや経験、ノウハウが詰まった商品にひと手間かけることで、自分も売り続けたくなるし、結果的に売れ続ける商品を育てることになります。


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