[創作論1] 創作における『創像』という考え方とは?

こんにちは。Coral Hzです。

今回は、創作活動の意義について、私たちの考えを書こうと思います。

最近息子を出産したのですが、まだ生まれて間もない息子は、立つことも話すこともできません。それでも、毎日を懸命に生きています。生きるエネルギーに満ち溢れた息子の姿を見て、生命について深く考えることが自然と増えてきました。

人は生まれたと同時に、終わりへのカウントダウンが始まります。生命が有限である以上、避けることはできません。終わりの時は今日かもしれないし、10年後かもしれない、突然やってきます。日々を懸命に生きても、後悔が残ることになるかもしれません。でもせめて、「『後悔』の数よりも多くの『生きた証』を残したい」と強く思うのです。

思い返してみれば、Coral Hzとして作品を制作して、たくさんの方に楽しんでいただく。作品という物理的な形で『生きた証』が残るのは勿論ですが、作品を楽しんでいただけた方の心の中にも『Coral Hzが存在した証』は残るはずです。逆も然りで、Coral Hzの心の中にも、数多くのクリエイターさんの『生きた証』が刻まれています。私たちはこれまで、創作活動を『想像して創造すること』と捉えて参りましたが、本質は『創像すること』なのではないかと気付きました。『像』とは即ち人の姿や存在。『その人が存在する証を創り上げる』ことこそが創作活動だと思うのです。

これからも私たちは創作活動を続け、少しでも『生きた証』を残していきたいと思います。

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