[創作論785] インスリンミルク

インスリン入り牛乳を作る技術が開発されました。

人の体内では、インスリンはまず前駆体のタンパクである「プロインスリン」としてすい臓で合成され、分泌される直前にインスリンとなります。
今回研究チームは、プロインスリンをコードするヒトのDNAを牛の胚の細胞に導入して普通の牛の子宮に移植し、トランスジェニック子牛を誕生させました。
こうして誕生した子牛は、成長するとヒトのプロインスリンとインスリンを含むミルクを出すようになりました。
トランスジェニック牛のミルクには、1リットル当たり数gのインスリンとプロインスリンが含まれていました。
計算上、1リットルの遺伝子組み換えミルクからは昼食2881回分、実に8年分のインスリンが得られることになります。
トランスジェニック牛が世界中の糖尿病患者にインスリンを供給できるようになるには、FDAの承認に加えて、効率的な採取および精製システムも必要ですが、その実現にそれほど時間はかからないだろうと予想されています。


驚きの技術ですね。
創作活動でも健康第一ですから、生活習慣をしっかり整えたいですね。

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