[創作論781] アスリートと声かけ

「ジェット機やフェラーリのように加速してごらん」と声をかけるだけで青少年アスリートのスピードが速くなることが判明しました。

先行研究では、アスリートは自分の体よりも環境に集中した方が速く走れるということが示されていました。
今回研究チームは、「どんな風に集中すると良いのか」を探り、周囲の人々がアスリートにどんな声をかければパフォーマンスが向上するのかを確かめました。
その結果、「地面に脚を打ち込め」よりも「地面を押しのけろ」と指示したり、「フェラーリのように加速しろ」「ジェット機が前方の空に向かって飛び立つのをイメージしろ」と声をかけたりすると、走者のスピードが上がることが判明しました。
こうした声かけにより、特に20メートルという超短距離の区間において、加速スピードが最大3%向上したとのことです。
今回の被験者は14歳から15歳までの20人の子どもでした。
研究結果からは、簡単な話し言葉を織り交ぜながら指示するなど、よりアスリートにとって理解しやすい指示を行う方が効果がある可能性が示唆されました。
特に集中力が比較的低い若いアスリートに有効だと考えられており、学校の授業などでも活用できることが期待できるようです。


素晴らしい研究ですね。
皆様も、声かけ一つで創作活動に大きな変化が起こるかもしれませんね。

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