[創作論786] 宇宙の膨張

宇宙が膨張しているのは小さな「赤ちゃん平行宇宙」を飲み込んで吸収しているからとの新理論が発表されました。

宇宙の膨張スピードが次第に速くなっているということは、ビッグバンの残光である宇宙マイクロ波背景放射の研究によって明かされました。
今回研究チームは「宇宙の膨張は他の宇宙との衝突と融合を繰り返すことで引き起こされている」という考えを提唱しました。
他の宇宙が私たちの宇宙の進化に与える仮想的な影響を探る数学的モデルが開発され、その数式から、他の宇宙とこの宇宙との合体が宇宙の体積を増加させることと、それが人類の観測機器によって宇宙の膨張と認識されうることが導き出されました。
研究チームが実際にこの理論を使って宇宙の膨張速度を計算したところ、その結果は従来の宇宙論モデルよりも観測結果に近いものだったとのことです。
しかも、この理論は宇宙のインフレーションの問題に対処することも可能です。
人類が住むこの宇宙は、ビッグバンで誕生した直後の数ミリ秒で指数関数的な膨張を遂げたとされており、これまでは「インフラトン」という仮説的な場によってインフレーションが起きたと説明されてきましたが、このインフラトンもまだ正体がはっきりしていません。
一方、新しい理論では「私たちの初期の宇宙がいきなり膨張したのは、より大きな『親宇宙』に吸収されたから」だということが示唆されます。
より大きな宇宙に飲み込まれて急激に大きくなった私たちの宇宙は、その後も小さな赤ちゃん宇宙を飲み込み続けながらどんどん大きくなり、現在に至っているとのことです。
一方、宇宙が合体する過程が詳細にわかっていないため、この理論が提唱しているようなシナリオが実現するかは確かめられていません。


驚きの研究結果ですね。
創作活動においても、宇宙のような壮大なスケール感を意識してみたいですね。

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