[創作論789] 手書きとタイピング

手書きの方がタイピングより学習効率が高いと判明しました。

今回の研究では36人の大学生に256個のセンサーを搭載した脳波測定用ネットを頭に装着してもらい、表示された文字をデジタルペンで画面に手書きする時とタイピングした時の脳波を比較しました。
手書きした場合はさまざまな脳の領域で接続性が増加しましたが、タイピングした場合は増加が見られませんでした。
ペンを使用する際の正確に制御された手の動きによって得られる視覚情報と運動情報が、脳の接続性を促進し、学習効果を高めると考えられています。
今回の研究はデジタルペンを使用して行われましたが、ペンで紙に書く場合でも同じ効果が期待できるといいます。
このことはタブレットで文字を入力したり読んだりすることを学んだ子どもたちが、「b」と「d」など、鏡文字のような字を区別するのが難しいことがある理由も説明できます。
研究者らは、この結果は授業中に文字をタイピングさせるだけではなく、ペンを使用する機会を与える必要性を示しているとしています。


驚きの研究結果ですね。
創作活動でも、手書きをうまく活用してみてはいかがでしょうか。

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