[創作論771] プラズマによる浄水

プラズマによる高効率な浄水システムが開発されました。

気体に電磁波のエネルギーを伝えることで人工的に発生させるプラズマは、シリコン基板上の集積回路作製に貢献しています。
これまでに研究チームは、水中の有機汚染物質を化学的に除去するためにプラズマを応用しました。
今回の研究では、プラズマを維持するために、マイクロ波発生装置からのエネルギーをプラズマと混合する金属装置を再設計しました。
改良したプラズマ反応器を用いることで、大気圧条件下で、比較的高い割合の水分を含むプラズマを安定に維持でき、元のプラズマ反応器より大量の活性種を生成できるようになりました。
プラズマによって生成する活性種は非常に反応性が高く、従来の方法とは異なり、プラズマは水中に直接導入されることなく水中の有機物を破壊できます。
水とプラズマの間にある空間で、活性種と酸素、窒素、水分子の衝突により反応が起こり、液体中に拡散して汚染物質を除去する反応種が生成されます。
同過程は、処理時間を短縮して効率的な汚染除去を可能にしました。
水中の高濃度メチレンブルー染料の除去試験の結果、少ない処理時間で色素の完全除去が達成され、同手法の効率の高さが実証されました。
本技術は、マイクロチップの製造や表面の殺菌、傷の治癒、ガラスへの反射防止コーティング、種子の発芽改善、廃棄物の回収、プラスチック表面の活性化による塗料の密着性向上など、幅広い応用が期待できます。


とても素晴らしい技術ですね。
水を使った創作活動に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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