見出し画像

海外ノマド生活を少し楽にするヒントー小さくて良いから好きなことを見つけよう

12歳から単身海外ノマド生活を送る私は、決して人生の中で大きな夢や野望を持っていたわけじゃない。将来の夢とか、人生においてやりたいこととか、そんなに大きな野望もなかった。将来外国に住むことになるとも思っていなかったけれど、あることがきっかけで、人生が大きく変わってしまった。けれど、その人生の転機は12歳で、同じ環境にいた多くの子たちは、同じようにずっと海外暮らしをするような生活をするわけではなかった。

たまたま来てしまった海外で、それから色んな国を転々と生きているけれど、それは自分がなんとなく「やりたいこと」をするためになんとなく色んな国を転々として生きてきてしまった。そんな私は、自分では、いたって普通だと思っているが、周りには「変わっている」と言われる。

なんとなくやりたいことは、本当に些細なことの時もあるし、ほんの小さな「好き」から、その「好き」や、なんとなく思えたやりたいことを求めて行動してきたら、色んな国を転々とする生活になってしまった。

だから、海外で暮らすには、大きな夢を持っていなくても良い。逆に自分の好きなことや趣味が小さくて、些細なものである方が、どこでも暮らしやすい気もするのだ。

そんな私が言える、海外(ノマド)生活を簡単にする方法を書いてみよう


海外に住むことはけっして難しくない

海外と言うだけで、なんだか遠い異国の地で、言葉も文化も分からないから住むと言うことがとても大変だと思う人もいるだろう。
けれど海外に住むと言うことだけを考えるとけして難しいことじゃない。国にもよるが、数か月は観光VISAでも滞在可能な国も多い。(ちなみに、日本のパスポートは最強のパスポートの1つだ)

海外に住むだけで、ある程度期間限定なら結構簡単にできるのだ。
だから、海外ノマド(特にデジタルノマド)で、どこでも仕事ができる人は、自分の仕事を抱えて、色んな国に滞在しながら、仕事をすることも可能だ。

ただ、VISAのこともあるので、海外ノマドと言っても、数か月単位で移動、もしくは日本に帰国したり、今ではノマドVISAを出してくれる国もあるようだ。その場合も、恐らくその国で仕事をする、ということではなく、どこの国にいても仕事ができる状況である、ということかもしれない。

海外に住むのは簡単だけれど、どのくらい、どうやって暮らすのか、で難しくなる

ただし、どんな状況でどのくらいの期間で、そこでどんな生活をするのか、と言う部分で考えていくと、難しいことも色々出てくる。特に、海外で、その国で働くという場合、もしくは働きながら年単位でどこかの国に住むとなると難しくなるのだ。

基本的に、観光VISAではその国で働くことは難しい。外国でお金をもらって生活する、ということが難しことなのだ。だから、海外に住むということだけ考えれば、不可能ではないけれど、海外で仕事を見つけて、労働許可証を取って、長期滞在VISAを取って、その国でその国の人と同じように暮らす、というのがなかなか難しいのだ。

目標も、夢も、滞在期間も、海外滞在を始めてから、変わることもある。けれど、一応なんとなくそういうことを考えておいた方が、良いかもしれない。

なんの為に、どうしてそこに住みたいのか
遊びで行くのか、勉強したいのか、仕事をしたいのか…

どのくらい住みたいのか
数ヶ月、1年、数年、若しくはもう自国に戻らないつもりなのか…
それによって準備も異なる。

ノマドライフのイメージは、
「どこでもいつでもできる仕事をしながら海外に住む」と言うものかもしれないけれど、そういう場合は、数ヶ月間はVISAなどをあまり気にせず、色んな国に滞在できる

例えばヨーロッパ各国は3ヶ月は観光visaで滞在できるので、その国で仕事を見つけて、その国で給料が発生しないなら,その国に滞在することが可能だ。

私の海外ノマド生活

そんな私は、12歳からフランス滞在し、学業のために海外を転々としていたので、学生VISAでフランス、イギリス、イタリアと各国を回っていた。そして、学生VISAでも規制ありで仕事もできるので、生活のために色々仕事をしていた。学生VISAはちゃんと勉強したいならどこの国でも意外と簡単に取得できる気がする。

その後、学業が終わって、ベトナムで専門家VISAというのを取得して仕事をしていた。私が海外を転々としていたのは、あくまでも学業の為だった。
自分のしたい勉強がしたい、という小さな目標があって、その勉強をするのに色んな意味で最適な場所を選んでいたら、日本よりも、別の国の方が良かった、というのが私が海外ノマド生活をしていた理由だ。

12歳からのフランス留学はある意味たまたまフランスだったのだけれど、それからはある程度、理由があって、それぞれの国に行って、滞在していた。細かい理由はまたいつか…だが、私が海外に行こうと思ったのは、自分の学業の為だった。そして、その学業を続けるために、生活をしないといけないので、できる限りでその国で仕事をしていた、という状況だった。

海外に行く理由は何でもいい

私の場合は大学での勉強が目的で、海外に行き、その後も自分の専門の仕事をするために専門家VISAというのを取ってもらって、また別の国に行った。
勉強と言っても、色んな勉強があると思う。

ファッション、デザイン、パテイシエ
サッカーなどのスポーツ
バレーやオペラなどの芸術

語学の時もあるし、その国の方が専門的な勉強がしやすい国もあるだろう。

もちろん、それは学びだけじゃなくても、経験でもいいかもしれない。
ただ、どこかの国に住みたい、だけではなくて、その先の小さな目標や好きなものがあれば、海外滞在もしやすいと思う。

私もそうだが、その目標が大きすぎなくても良いと思うのだ。野望が大きすぎると、それはそれで、プレッシャーが大きくなってしまう時もある。だからこそ、夢や目標は大きくなくても良いかなと思うのだ。

目標や夢、滞在期間が後から変わっても良い

あまり気張って海外移住を考えると、返って疲れてしまったり、あっという間に完全燃焼して、燃え尽きてしまうこともあるかもしれない。だから、そんな気を張らず、海外に行ってしまえばいい。その国に合うか合わないか、住んでみなければ分からないこともある。

私は最初最短2年、最高6年で、漠然と6年と思ってフランスに行ったものの、結局3年で一回日本に戻って来た。
フランス滞在も行ったり来たりしているが、3回目の滞在の時に
「1年くらいここの滞在して又勉強できたらいいな。」と思ったら、気が付いたら10年になっていた…。

そして、1年の契約で行ったベトナムも、結局契約更新して3年滞在し、その間に都市の移動もした。3年と言いながらも、フランスにも数か月滞在していたりしたので、実際ちゃんと3年間滞在していなかったりする。それくらい、力をいれないで、海外に行く方が、気が付いたら長期滞在になる時もある。

海外長期滞在で大事なことは好きなものがあること

海外生活は決してキラキラした、すてきなものではない。他国に滞在する、その国の人と同じように生活をする、仕事をする、となるとかなり大変だ。文化や言葉の違いから始まり、VISAの問題や、滞在許可証、職探しも大変だ。

そんな生活を少しだけでも、楽にするには、何か好きなことを見つけること。そしてその好きなものは何処にでもあるようなことやものだと、何処でも生きていけたりする。

カフェ巡り

私の趣味はカフェ巡りだ。カフェに行けばその国の文化も分かる。地元の人にも会える。カフェに行くだけで、今日も何かした、と思えると、ちょっとだけ気持ちが良くなる。

だから私は時間があれば私はカフェに行ってのんびりする…そんな時間が好きだ。カフェはどこの国にもあるし、各国でその特徴もある。だから各国に行った時にカフェに行くだけで嬉しい。

他国に住みながら、色んなカフェに行くことができる。可愛いカフェを探しあり、有名カフェに行ったり…。そして素敵なカフェでほっこりする時間が好きだ。これだけでこの日も幸せになれる。

そして美味しいカフェを見つけて、美味しいケーキを見つけてそれを一緒に食べるだけで、その日はさらに幸せになれる。今日もカフェに行く余裕があった、美味しいカフェを飲めた。美味しいケーキがあった。

そう言う小さなことに感謝し、幸せを感じていたい。それだけでも、辛い日が辛くなくなる。

そういう小さな好きなこと、どこでもできる趣味があると良いと思う。
特に、音楽やスポーツだと、その場所でそういうクラブを探したりすると、そこで友達や仲間も作りやすい。私は音楽やスポーツをしないので、そういうところは少し残念だなと思う。

各場所で好きな物を買う楽しみ

好きなものをコレクションする人もいる。私の知っているひとはスノーボールを各国で買って、コレクションしている、と言う人もいる。

私は最近本当に欲がなくなって来た気がするし、物資欲がなくなった。でも、それは0ではない。最近本当に物資欲が減ってきて有難い。欲しいと言う欲があると結構幸せから遠くなってしまうこともある。

とは言ったものの、少しだけ、好きな物を見つけて、それを買う幸せを見つけたりすることは大事だ。0だったら、やっぱり人生の楽しみが小さくなってしまう気がする。でも、好きなものは少しで良い。その少しを大好きでいられたらそれで良いと思う。

そして物を買うだけの楽しみじゃなくて、買った物を使う時の楽しみとか、ワクワクとか、そう言う時間が大事かなと思う。買うだけの楽しみではない、それ以上の楽しみがあるものが良いと思っている。

例えば、私は大好きなデザイナーさんのカバンを毎年買っている。そのかばんのデザインは、パリの実在するお店がデザインされたカバンで、そのカバンを持ってお店巡りをすることができる。そう思うだけでワクワクできる。

小さな楽しみを見つけること
それがノマドに限らず人生を少しでもワクワクさせる秘訣かもしれない




この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?