コロナ、フリーランスの収入への影響【日本編】
2020年4月の調査になりますが、1,400人のフリーランサーを対象に「コロナによる仕事への影響」についてクラウドワークスが緊急調査を行いました。
①仕事へどんな影響が出ているか?
圧倒的に影響が出ているのが「案件数の減少」。実に半数近くの人(47.5%)が影響を受けています。他にも、
●受注予定案件のキャンセル:18.5%
●進行中の案件の遅延:16.9%
●進行中の案件の中止:16.1%
などがあります。私も少なからず影響を受けましたが、今回の場合、どれか一つではなく、同時に複数の案件で「キャンセル、遅延、中止」などが起きた上での「新規案件が取りづらい状況」になったりしたので、多くのフリーランサーにとって影響が大きかったことと思います。
●連絡がつかない:8.5%
●報酬に未払い:3.2%
あたりはやばいですね。夜逃げでしょうか。
②フリーランス年収は、世帯年収の何割?
フリーランスでの稼ぎが、世帯をどれだけ支えているのか。興味深い質問です。
●100%支えている:29%
●90%支えている:3.6%
●80%支えている:3.6%
●70%支えている:4.5%
●60%支えている:3.6%
●50%支えている:6.1%
●40%支えている:5.9%
●30%支えている:9.4%
●20%支えている:10%
●10%以下:24.4%
約3割がフリーランス収入だけで生活し、3.5割が副業。といった感じでしょうか。それ以外の人はパラレルキャリアでしょうか?
③月収で影響が出たのはいくら?
月の収入に対して、具体的にいくらくらい減ってしまったのでしょうか。
●〜5万円減った:34.6%
●5〜10万円減った:14.8%
●10〜20万円減った:9.8%
●20〜50万円減った:5.9%
ちなみに、日本の30代男性の平均年収は「442万円」。
(引用元)
単純計算で12で割ると、「36.8万円/月収」ですので、5万円減っただけでも13.6%減。これが数ヶ月続けば、由々しき事態です。
「特に影響が出ていない:34.9%」の人は、影響が皆無だったのか。それとも、すぐに別の収入源で補填できたのか。気になるところです。
④本業以外での補填を考えているか
半数以上が本業以外で補填を考えている。
むしろ、影響があった人で考えていない人がいるとしたら、それは何を考えているのでしょう・・・。何も考えていないのか。
フリーランスが複数の収入源をつくる方法
「老後2000万円問題」に続き、コロナの影響で投資に興味を持つ人が増えていると聞きます。先日もオリラジの「中田敦彦のYouTube大学」のお金の授業(①、②)で、米国株がオススメされていたことで米国株投資デビューする方が増えたという話も。
本業1本に全ての収入を支えてもらうのはもはやリスク。投資に限らず、様々な方法で収入の柱を増やすことは、経済面だけでなく、精神面の安定ももたらしてくれると思います。
健康面でも体がいつ壊れるかもわからないことを考えると、フリーランスが不労所得の仕組みを作るのはとても重要です。
●仲間とECサイトを運営。売り上げを折半する
●フリーランス仲間と仕事や報酬を分け合う(仕事がない時はお互い様)
●ブログやYouTubeなどでのアフィリエイト、広告収入
●Udemyやnoteで知識を売る
なんでもいいのですが、万一の時の保険は作るべきです。
最近は「パッション・エコノミー」という考え方で誰もがビジネスを始められるよう、様々なサービスが生まれてきています。
ここら辺を活用して、伸びていく個人はこれからどんどん増えていくと思います。
ちなみに、収入源を複数持たないとしても、クライアントの業界を分ける、ということくらいは意識した方がよいかと思います。
ちきりんさんがブログでコロナの影響が大きい業界をまとめてくれていました。
不景気でも安定している医療系や、今回でいうと「オンラインサービス」「EC」「デリバリー」「オンラインゲーム」系の仕事などを一つでも組み込んでおくと、いざという時でも仕事が途切れることがなさそうです。
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参考資料
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