おうちのカラーテイスト別メリット・デメリットと似合うインテリアのまとめ。
前回はインテリアのお話に戻り、ウォールドアについてお話しました。
今回は、おうちの色選びについてお話してみたいと思います。
以前、フローリングの色選びについてはお話しましたが、もう少し補足してみようと思います。
先日、新築分譲マンションのお客様との打ち合わせで、3色から選べるお部屋のカラーテイストを迷いに迷っているお客様がいらっしゃったんです。
「好きなのは濃い色だけど、明るい色の方が部屋が広く見えますよね・・・」
「濃い色だと、子供部屋はどうなんだろう?」
「もし将来、売却する時ってどうなんですか?」
などなど、CGやカラーサンプルを前に悩まれていました。
確かに、暗い色より明るい色の方が、最初に玄関を開けた時に広く見える効果はあります。
実際に、まだ工事中のマンションの中に入ってたくさんのお部屋を見てきましたが、比較すると明るい色のお部屋は明るさ・広さ・解放感を感じるし、暗い色のお部屋は暗さ・収縮感を感じますが、重厚感・高級感はあります。
2番目の質問の子供部屋に関してですが、暗いカラーテイストにした場合、かわいい色のラグを敷くのはいかがでしょうか。
全体に敷かなくても、90cm位の円形のラグをちょっと敷くだけでも雰囲気が変わります。
そして、3番目の将来の売却時に有利な色かどうか・・・に関しては、そんなに価格差が付くほどの違いはないかと思います。
たとえば3色から選べる物件があって、どの物件でもモデルルームで表現されている色が一番人気があり半数程度はモデルルームの色を選ばれますが、その他の色も必ず選ぶ方がいます。
明るい色や中間色は万人向けといわれますが、濃い色を好む方も必ず一定数はいるのであまり心配されなくても良いと思います。
それでは、明るい色・暗い色・中間色のメリット・デメリットとインテリアについてまとめてみます。
明るいカラーテイスト
【メリット】
広く見える
照明がついていなくても明るく見える
ホコリが目立ちにくい(メリットと言えるか微妙ですが・・・)
【デメリット】
髪の毛など黒い汚れが目立ちやすい
【インテリア】
明るい木目の家具
ソファーは明るめ~中間色のファブリックが合う
カーテンも明るめ~中間色(ベージュやグレーだとナチュラルに、黄色・黄緑・水色などだと北欧風)
北欧インテリア・ナチュラルインテリア向き
ウォールナットも意外と合う(あまり濃くないもので。中間色のベージュやグレーのファブリックでバランスを取る)
暗いカラーテイスト
【メリット】
重厚感・高級感がある
髪の毛など黒い汚れが目立ちにくい(メリットと言えるか微妙ですが・・・)
【デメリット】
収縮色で狭く見える
昼間でも照明をつけないと暗め
ホコリや水滴・足跡(皮脂汚れ)など白い汚れが目立ちやすい
【インテリア】
ウォールナットやチェリーなど暗い木目の家具
ソファーはレザーだとかっこいい系、ファブリックだとやわらかくなる
カーテンは中間色~濃いめ、光沢のある生地やベルベット調の生地が合う
ガラスやアイアン、レザーなど異素材を合わせる
モダン・都会的・シャープなインテリア向き
中間色のカラーテイスト
【メリット】
ほどよく明るく・広く見える
合わせられる家具の選択肢が広い
【デメリット】
無難なこと?
【インテリア】
明るい木目の家具だとナチュラル系、ウォールナットなど暗い木目の家具だと落ち着いたインテリアに
ソファーの色も明るめ~暗めまで選択肢が広い
カーテンの色も家具・ソファーに合わせて選択肢が広い
黒のアイアンの脚のついた家具など黒を少し入れると今っぽい
ナチュラル・ナチュラルモダンなインテリア向き
以上、明るい色・暗い色・中間色のメリット・デメリットと似合うインテリアをまとめてみました。
冒頭の話のお客様、結局は好きと言っていた濃い色を選ばれました。
投資用などは別ですが、自分たちで住むおうちの色を選ぶなら「好き」と思えるものを選ぶのが結局は一番だと思います。
おうちの色選びの参考になれば幸いです。
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