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4シーズン?12シーズン?パーソナルカラーのしくみを解説します。

前回・前々回と2回にわたって、ペットのパーソナルカラー診断「うちの子パーソナルカラー診断」のInstagramでやっている「勝手にうちの子パーソナルカラー診断」をnoteでもご紹介してみました。


「勝手にうちの子パーソナルカラー診断」ではシーズン分けのカラーチャートが登場したのですが、今回は、そのカラーチャートを使って、改めてパーソナルカラーのしくみについてお話してみたいと思います。パーソナルカラーには、イエベ・ブルベ、春夏秋冬の4シーズンや、4シーズンから応用・改定された12シーズン・16シーズンなど色々ありますが、パーソナルカラーってどうやって分けているのか?グループ分けのしくみを解説してみたいと思います。

イエローベースvs.ブルーベース

いまや「イエベ」「ブルベ」と略されることも多いイエローベースとブルーベース。ベースとは、唇や頬の色にあらわれる血色の違いのことです。持って生まれた血色は一生変わりません。

イエローベースの人には、画像の上半分の色=絵の具で黄色を混ぜたような暖かみのある色が似合い、その色群を「イエローベースの色」と呼んだりします。一方、ブルーベースの人には、画像下半分の色=絵の具で青を混ぜたような冷たさを感じるスッキリとした色が似合い、その色群を「ブルーベースの色」と呼んでいます。

イエローベースの人は、唇や頬がオレンジがかったピーチ系の色味を帯び、肌の質感はどちらかというと陶器のようなマットな質感、黒目の輪郭がぼんやりしている、日焼けをすると小麦色になりやすい、白髪になるとクリーム色になりやすいなどの特徴があります。
 
ブルーベースの人は、唇や頬の色が紫がかったローズ系の色味を帯び、肌の質感はイエローベースに比べてクリアな透明感のある質感、黒目の輪郭がはっきりしている、日焼けをすると赤くなるだけ または黒くなる、白髪になると銀髪になりやすいなどの特徴があります。

明るい色vs.濃い色

先ほどは上下に分けましたが、今度は左右に分けて、明るい色のグループと濃い色のグループに分かれます。co+が採用している12シーズンパーソナルカラーシステムでは、目と髪の色によって、全人種を明るい色のグループと濃い色のグループに分類します。

4シーズンパーソナルカラー

イエローベース/ブルーベースと明るい色/濃い色で分けたのが、4シーズンパーソナルカラーです。季節のイメージを借りて、春・夏・秋・冬と名づけられた4つのカラーグループに分けたシステムです。

明るく黄み寄りのグループが春、 明るく青み寄りのグループが夏、 濃く黄み寄りのグループが秋、 濃く青み寄りのグループが冬 となります。

春(スプリング)は、新緑や菜の花のような明るいイメージの色が集まっています。夏(サマー)は、日本で考えると紫陽花や朝顔など青みのある明るくくすんだイメージの色のグループです。秋(オータム)は、紅葉や木の実などリッチなイメージ。冬(ウィンター)は、あざやかなクリスマスのイメージの色です。

4シーズンのパーソナルカラー診断は、イエベ/ブルベのベースの違いと、明るい色/濃い色どちらがより似合うのかによって診断されます。

12シーズンパーソナルカラー

目の色や髪の色味(金髪・赤毛・白髪など)、目・髪・肌の質感(マット・透明感など)などの違いによってシーズンの中をさらに3つに細分化したのが12シーズンパーソナルカラーです。

co+が採用している「12シーズン」パーソナルカラーシステムは、色彩理論に基づき、世界中の全人種を正確で確実な分析ができるようにと(4つのグループでは全人種を分けきれなかったため)欧米で1995年に改正されたシステムです。以下の6つのカテゴリーを取り入れて全部で12のグループに分けられます。

LIGHT(明るい) ⇔ DEEP(濃い)
WARM(暖かみのある) ⇔ COOL(冷たさのある)
SOFT(マットな) ⇔ CLEAR(透明感のある)

明るいvs.濃いのところでもお話しましたが、12シーズンパーソナルカラーシステムでは、目と髪の色によって、明るい色のグループと濃い色のグループに分類されるため、目と髪の色が明るい人(主に金髪、青や緑の目の白人のバランス)はSpringかSummer、目と髪の色が濃い人(日本人から黒人まで)はAutumnかWinterに当てはまります。

LightとDeepはそれぞれのシーズンの中心となるグループで、Light Spring・Light Summer・Deep Autumn・Deep Winterの4つのグループがあります。カラーチャートにある5色は、このグループだとこの5色しか似合わないというものではなくて、グループの代表的な似合う色を抜き出したものです。

Warmはゴールドみ・黄色みが強めのグループで、Warm SpringとWarm Autumnの2つがあり、金髪や赤毛などの髪の色や日焼け肌などの特徴を持つ人が当てはまります。似合う色はLight SpringやDeep Autumnに比べ、より黄みの強い色に偏ります。例えば、日本人のバランスで考えると、元々Deep Autumnの人が髪を金髪に染めると(ゴールドみが増して)Warm Autumnに移動したりします。

Coolはシルバーみ・青みが強めのグループで、Cool SummerとCool Winterの2つがあり、主に白髪の人が当てはまるグループです。似合う色はより青みや紫みの強い色に偏ります。例えば、日本人だと元々Deep Winterの人が白髪になると(シルバーみが増して)Cool Winterに移動したりします。

Softはマットな質感のグループで、Soft SummerとSoft Autumnの2つがあります。Softのグループは主に目の色の明るい外国人のバランスが当てはまるグループですが、日本人だと元々Deep Autumnの人が白髪になるとSoft Autumnに移動することがあります。似合う色は、あいまいな明るさのくすみカラーなどです。

ちなみに、ブルーベースの人の白髪は銀髪っぽくなり、イエローベースの人の白髪はクリーム色っぽくなる違いがあります。

Clearは透明感の強いグループで、Clear SpringとClear Winterの2つがあります。キラキラの目、ツヤツヤの卵肌など透明感が特徴で、目・肌・髪のコントラストの強い人が当てはまります。似合う色は濁りのないはっきりとした原色。日本人だとDeep WinterかClear Winterかの比較になることも多く、Clear Winterは芸能人などに多いです。

4シーズンはイメージが先行しがちな面もあるのですが(ゆえに診断者による違いや、ベースの誤診も見受けられる)、12シーズンはシステマティックで診断者の主観が入りにくく、正確な診断を目指したシステムだなという印象があります(4シーズンがダメだと言いたいわけではなくて、正しく診断されれば4シーズンでも何ら問題はありません)。

また、4シーズンだと「スプリングのピンクはこの色」「緑ならこの色」と着られる色が限定されてしまう印象がありますが、12シーズンの場合は「この方向性ならOK」と着られる色の選択肢が広いのも特徴です。

最近では、12シーズン、16シーズンなど分類法は色々ありますが、これは流派の違いのようなものと考えていただければわかりやすいかと思います。

だいぶマニアックな話になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。どなたかのお役に立てば幸いです。


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