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留学前半戦の振り返り

こんにちは!
コペンハーゲンに留学中のCopanaです。
コペンハーゲンに来て5ヶ月目。留学生活も折り返し地点まで来ました。

秋期の授業は12月末に終了し、1月前半は期末試験として最終レポートに取り組み、今は1ヶ月ほどの休暇に入っています。

今回の記事では、前期(秋期)の振り返りをしたいと思います。↓↓↓

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  1. Academic Writing

まずは、アカデミックライティング。このクラスでは、ライティングとは何か、話し言葉と何が異なるか、説得力のある文章にするにはどうすればよいか、などについて学んだ。

授業は、教授の講義に加え、モデルライティングの分析、ディスカッション、ピアフィードバックなどで構成されていた。それまでの日本での自分のライティング活動を振り返ってみると、学校のレポートや論文に1人で取り組むことが多く、他の学生がどのように書いているのか、何を持って良い文章と言えるのかという基準を知る機会がなかったように思う。授業でレポートを書いても、A,B,C,…という成績が付けられるだけで、何が良かったのか悪かったのか、次に生かすための学びがあまりなかっため、この授業を通して修論にも活かせるようなスキルを身につけることができた。

この授業では、主張を読み手に正確に伝えるために語彙の選択を注意深く行ったり、文章が自然に流れるように一文一文の長さを調節したり、代名詞を適切に活用することを学んだ。

授業形態である個人ライティング→ピアフィードバック→教員フィードバックという一連のステップは、他人のいい部分を取り入れたり、自分では気づかない自身の弱みを知ることにつながり、期末試験では、より完成度の高いライティングを書き上げることができた。

2. Sociolinguistics

社会言語学の授業では、グローバル化や英語が言語や人々に及ぼす影響について学んだ。私が特に興味を持ったのは、コードスウィッチングという現象。コードスウィッチングとは、2言語以上を混合してコミュニケーションを取ることをいい、例えば英語と日本語を混ぜながら話したりすることである。

デンマークは国民の80%以上が英語を話すことができる国と言われているが、そんなデンマークでも、普段のデンマーク語のコミュニケーションで英語を頻用すると、英語力を見せびらかしているだとか、語彙力がないと批判されることがあるという。

日本でも英語の極端な使用は、ルー大柴みたいだ、語彙力がない、と批判されることがあるが、この現象が英語力に定評のあるデンマークにもある、ということが意外だった。

この授業では、質的研究(インタビューやフィールドワーク)という研究手法が中心的に扱われ、実際に分析ツールを使用してデータ分析を行った。レポートでは、質的研究と量的研究の強みと弱み、強みを生かし、弱みを最小限にするにはどのような配慮が必要か、などについて論じた。

最終レポートでは、実際に日本人に個人インタビューと集団インタビュー(Focus Groups)を行い、日本語と英語間のコードスウィッチングに対する認識や見解について分析、考察を行った。

3. まとめ

今期で受講した授業はたった2つだが、毎回の予習や課題には多くの時間を要し、求められる量と質に圧倒されることもあった。しかし、一つ一つの疑問や課題に丁寧に取り組み、濃く、汎用性のある学びを得られた。最終試験では両方の授業で最高評価をもらい、結果としても頑張りが表れて嬉しく思っている。もうすぐ次学期も始まるため、また気持ちを新たに頑張りたい。
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今回も読んでいただき、ありがとうございました!

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