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体操指導を取り入れている園ほど運動能力が低いという事実

愉しいの伝道師寺尾大地です!

私の仕事は保育園での体操指導や運動教室をしています。ですが、残念なことに体操指導を取り入れていない園の方が取り入れている園よりも、、、

運動能力が低い

という研究結果が出ています!!

 ① 運動指導している園の方が運動能力が低い

とても皮肉な結果です。運動能力を高めようとしているのに、逆に高まらない。そんな嘘みたいなことが証明されているのです!!【杉原、森、吉田2004】

もう一度いいます。私は運動を教えています。
幼稚園にも保育園にも体操指導に言っています。
これは死活問題です。

が暴露しちゃいます!
これをみたら、明日から体操の先生を見る目が変わってしまいますね。

でも紛れもない事実です。

大切なのは、どうしてそうなのかを知ることです。
どうして指導を入れている方が効果を得られないのか。
そしてこの事実を親である私たちがどうとらえるかなのです。

 ② スポーツを教えれば教えるほど能力は育たない

同じ運動経験をしたとしても、大人がどのように関わるかによって、子どもの心の発達に違った影響を与えてしまうんです!!

大人が大人からみた上手な子どもほど、大人に近い子どもととらえてしまう傾向にある。つまり、小さな大人として捉え「どの程度大人に近づいたか」という技能に対しての評価になってしまう。

子どもが折角「できた!!」と思っても、指導者が他者との比較によって、子ども自身の運動に対する重要性が低くなってしまう。つまり運動は自分に向いていない、必要ないと思ってしまう。

スポーツを指導する=大人ができているようなことを求める

これが、子どもたちの心の発達に影響を及ぼしている。

上手い、下手を比較する傾向が強くなってしまうのである。

 ③ 子どもの運動能力を高めるためには

ずばり、「主体性」が大切なんです!!

 ① 日常的に運動する
 ② 意欲的に運動する

つまり、運動が上手いかどうかではなく、いかに動くかなのです。
絶対的な量です。まずは、動く習慣をつくる。そのために私が子どもたちと実践していることを紹介します。

まず運動の概念を変えましょう!

運動と聴くと、スポーツを思い浮かべる方が多いと思います。
が、運動っていうのは実は、掃除、洗濯、買い物も運動に含まれます。
身体を動かせば運動ですから。遊ぶのも運動です。

と考えが変われば、一日に自ら動く体験をできればいいんです。

私が実践しているのは「歩く」ことです。

人間の人間らしくなるための運動として、二足歩行をして道具を使えるようになる。ことがあげられる。

そのもっとも基本的な運動である、「歩く」はとても有効です。


 ④ 「歩く」はただ単に移動の手段ではない


歩くことで得れれるのはまずは、主体性です。これを見てみてください↓

さらに運動能力を高めます。具体的に言うと、歩くことで、色々な刺激を脚や足の裏など、身体全体で受けます。凸凹であったり、風邪であったり、日光であったり、色々な刺激を受けて、脳が活性化されます。
自転車に乗っていても刺激は受けますが、あくまで、それは受け身の刺激です。
歩くことで、積極的に外界からの刺激を受け、脳に蓄積されていきます。

 ⑤ 運動能力を高めるには「遊ぶ」が一番!

現代では、運動=スポーツという概念が多く、サッカー、野球、バスケなどスポーツの技術を高めるスクールが乱立しています。それはそれで悪いことではないですが、懸念される点も多々ある。

・怪我のリスク
・燃え尽き症候群
・早熟化

スポーツはもともと遊びなので、遊びながら、愉しいことを考えながらするものです。単一のスポーツをすることは技術を高める上で、効率的です。が遊びは効率的では面白くないですね。

無駄が多い!だからいいんです!愉しいんです!!

だから自らやりたくなるんです!

運動=愉しい=自ら動きたい、やりたい!!

そういう前向きな気持ちを創ることができれば、もう自然と運動能力は高まっていくんです!!

まとめ
・体操を取り入れている園ほど運動能力が低い
・歩くことも運動である
・スポーツではなく「遊び」が大切
・運動=愉しい=自ら動きたいという気持ちを創る







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