第3回THE NEW COOL NOTER賞食育・子育て・おいしいもの部門~9/19講評
第3回THE NEW COOL NOTER賞食育・子育て・おいしいもの部門へご参加いただいている皆様。
9月部門につき、合計で30作品の応募をいただきました。
また、先行募集期間である10月部門について、現在で7作品の応募をいただいています!
10月部門の応募要項は下記の通りです。異なる月の募集部門は、別記事であればご参加いただけますので、どうぞ、こちらもよろしくお願いいたします。
これより集中的な審査期間へ入っていき、9月末には授賞発表となります!
※参加を確認させていただいた作品へは、当アカウントからのスキと、応募マガジンへの追加をさせていただいています。万が一、ご参加されたにもかかわらず、これらが無い場合は、ご参加の確認漏れの可能性がありますので至急下記メールアドレスまでご連絡ください。
the.new.cool.noter@gmail.com
どうぞ、よろしくお願いいたします。
本日は、2つの応募記事へ審査委員それぞれからの講評を掲載させていただきます。どうぞ、楽しんでいってください。
(本日の講評者)
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<講評(Norikoさん)>
「料理」は日々生活の中で、食材や調味料と人の手と対話から生まれた、生きるべき形で、「食」は生存や文化の方向を示す船の羅針盤 の
Norikoです
起立性調節障害と診断された中学2年生の娘さんを受け入れ、向き合ってこられたriraさん。
さらっと書かれていますが、ここを受け入れる事が出来るって事が先ず、素晴らしいなと思いました。
ややもすると、
怠け者、やる気が無い
そう言って周りがお尻を叩いてしまいがちな症状が起立性調節障害にはあります。
メディアでも取り上げられるようになってきましたが、世の中の周知はどれ位かと想像してしまいます。
治すには、生活習慣の改善と食事。あとはストレスを取り除くこと。
大して効かない処方薬よりriraさんは日に日に痩せていく娘さんを見て、今までの食を見直す取り組みを始められます。
きっかけは、副腎疲労もあるかもしれないと食事療法を薦められたことも影響があるかもしれません。しかしriraさんは、ご自身でも起立性調節障害について詳しく調べられています。
以下はriraさんの記事からの引用です。
起立性調節障害にも食事療法は必要でした。さらに副腎疲労にも対策を取るとなると、こうなります。
○グルテンフリー(麺類やパンなどを避ける)
○白砂糖を避ける(お菓子、ジュースは❌)
○バランスのよい食事
○ビタミン補給(果物を積極的に)
○タンパク質多めに(牛肉推奨)
○水分と塩分を多めに取る
実際に自分の食事を朝から細かく振り返ってみました。
riraさんの書かれているグルテンを含むものは無かったか。
原材料の砂糖は白くなかったか・・・。
かく言う私も、拒食症やパニック障害を軽減しようと食事療法に取り組んだ時がありました。
我が家の砂糖は祖母の代から「きび糖」でしたが、自分の好きなお菓子やコーヒーのカフェイン摂取など考えると、全てを除去する事は、それはそれは大変で難しく頭の痛い事でした。
私の意思は弱くて、半分投げてしまった今現在ですが、
お菓子ひとつにしても、娘さんが好きなチョコレートで条件に合うものを選ばれたこと、本当にご苦労も多かったでしょうが、寄り添ってくれるriraさんの存在が娘さんにとってどんなに心強いものだったでしょう。
食べる事が出来ない事を経験した私が思うのは、
想ってくれる人がいる、
一緒に戦ってくれる人がいる事は、たった一口しか食べる事が出来なくても
優しさで心が満ちると言うことです。
riraさんは『お母さん』としてだけでなく、
人として理解者であり、しかも前向きに、何か困難に出会ったとしても悲観するのではなく、「これはどうだろう」「こんなものもあるぞ」と取り組まれている姿も凄いと思います。
しかし、食事の改善は、これまで添加物や食材に興味を持たなかった私に食への興味の幅を広げてくれたと思います。私たちの体を作っているのはすべて、私たちの意思で口から食べたものだけ。どうせ食べるなら、体にいいものがいいに決まっています。
riraさんは娘さんと共に歩まれた時間を振り返られ、こう書かれています.
私達が生きていく上で、当たり前にそこにありすぎて、つい無意識に、つい疎かになってしまう事、それが食ではないかと思います。
私たちの身体が食べたもので出来ている
その感覚は、立ち止まった者で無いと
なかなか思い馳せない事ではないでしょうか。
こころが元気じゃなければ、
ご飯だっておいしくありません。
riraさんは、こころの元気についても書かれています。
生きる気持ちが食に繋がっている。
この一文を読み、私の中にはクルクルと無限のループの輪の様な、こころと元気のイメージが湧きました。
食の大切さと共に、起立性調節障害と言う障害について、それに対しての食事療法を多くの方に知って頂く大切な情報も沢山記事には書かれています。
元気になられ、自分の道を
しっかりと歩まれている娘さんの
輝かしい未来を願ってやみません。
riraさんの記事が同じ障害を抱える方々への、こころの栄養になることでしょう。
ご応募、ありがとうございました😊
森羅万象の居場所を作る【Noriko】が講評しました
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<講評(これでも母さん)>
「食」は命を繋ぐ文化、「料理」は食する為の手法 の
これでも母です
backseat playerさんの息子さんは高校2年生。
現在は寮暮らしの為、家族は別々に暮らしてらっしゃいます。
だから、もうすぐくるお誕生日を近くで祝うことはできません。
代わりに送ったメールはたった三行。
忙しい息子さんを気付かうbackseat playerさんの姿は素敵です。
同じように息子を持つ私は、
想像しただけで寂しく感じてしまいました💦
一緒に暮らすのが当たり前だと思ってるけれど、
「いつか必ず、親の元を離れて自活する日は来るんだなぁ。
彼は家族と離れて一人でやっていけるのかな。」
想像しただけでがっつり不安になりました。
backseat playerさんも息子さんと離れたばかりの頃は、
連絡が来るたびにドキドキしてらしたそうです。
心配が最初に来た後、
「いやいや、あの子なら大丈夫大丈夫!」
そう頭を振って切り替えてたそうです。
なんだか想像つきますよね。
きっと私も同じことしそうです。
そして今はどうかというと、
「今のこの子を心配する事は、全くない。」
そう言い切れるbackseat playerさんが、
「おかんの鑑」のようにカッコよくて、素敵で、
ますます加速度を付けて続きを読みたくなりました。
息子さんが楽しそうに自立していく様子を読んで居ると
知らないお子さんのはずなのに、
「ひとりで頑張れて凄いね。凄く頑張ってるんだね」
と近所のおばさん目線で声をかけたくなりました。
backseat playerさんが
「自分を信頼して生きてるんだなって、ありがとう、ありがとうって、そんな姿にすごく感謝して、きっと、どんなに苦しい時も辛い時も、前だけを見て前進して来たと思われる姿に、感謝の涙が出て来る。」
と綴られた部分を読んで、涙がこみ上げてきました。
生まれたばかりの何もできなかった頃からたった17年での大成長です。
”自分を信頼して生きる”
それがどんなに難しいことか、、、。
挫折してきた大人の方ならだれでも分かるはず。
息子さんは自分が積み重ねてきた行動を自信に換えて、
信念をもって前に進もうと努力している真っ最中。
目の前に居なくても、
いえ、目の前に居ないからこそ、
息子さんが「しっかり生きていてくれる」と
客観的に見ることができるのかもしれません。
目の前でその成長ぶりをみることができなくとも、
メールなどのちょっとした変化を感じるだけで、
backseat playerさんの心は安心し、満たされていくのでしょう。
今度17歳になる息子さんへの精一杯のプレゼントは、
幸せの想念を届けることだと仰るbackseat playerさんに
泣いてしまいました。
何のかたちも取らないけれど、何より心強いプレゼントだと思います。
離れていても、家族だから伝わります。
これまで築いてきた強い信頼と絆が伝えてくれます。
息子さんも言わないだけで、
離れて暮らす家族の応援が大きな力になっています。
backseat playerさんから息子さんに語り掛ける言葉たち。
とてもじゃないけれど引用する気にはなれません。
直に作品を読んで、言葉や想いを感じて下さい。
涙がこみ上げてくるかもしれません。
画面が見れないほど泣いてしまうかもしれません。
だってそこにあるのは、
息子さんへの深い信頼や、
息子さんの生き方を力いっぱい応援する、
愛に溢れたお母さんの頼もしい姿。
最後の一行、あなたは泣かずに読めますか?
私は涙が溢れてとまりませんでした。
家族を信じ、
家族を想い、
家族に感謝するbackseat playerさん、
素敵な作品を投稿して下さり、ありがとうございました!!
泣きすぎでティッシュが、、、💦
家族の居場所を作る これでも母 でした♬
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*講評は分担制としているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。
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