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【私ならではの旅ー3】デンマークーコペンハーゲン

先日、ご縁があって【いつどこnote】の企画に参加させていただきました。

その企画ではバトンを次の人に渡すことになっており、私はそのバトンをいつも楽しみに読んでいる、ひぐち@デンマークで会社員さんにお渡しし、しばしデンマークのお話になりました。

そうしたら大変!私はデンマーク行きたい病にかかってしまったのです。従って(?)早速デンマークのことを思い出したくなり、このように記事を書こうとしています。

ヒュッゲの国に行こう!と思って旅行を決意

又しても、マーケットが一斉に閉まってしまう寒い11月にヨーロッパ旅行。そう、1年中毎日30度以上の国にいる私は、コートが着たい、ブーツが履きたい、と寒さを求めて西に旅行することが多いのです。

その年は4回目のデンマーク旅行、「暮らすように旅行する」、「ヒュッゲを感じられる旅行」をしてみたいと思いヒュッゲの国、コペンハーゲンへ。シンガポールからはfinnair フィンランド経由でコペンハーゲンに入ります。その時間、約14時間。

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(私の中でデンマークの象徴が、irmaちゃんになっている・・)

今回は本当にローカルの生活ができる旅行を望んだので、airbnbを使いました。Kastrupからメトロ、バスに乗り、お世話になるお宅へ。

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このバスに乗る行為が、地味に難しかったりします。オランダでもそうでしたが、バスのアナウンスは勿論現地語ーデンマーク語。従って初めはバスドライバーさんの後ろを片時も離れず、脇目も降らず、ひたすらdestination boardを見つめ、降りる場所の表示を待っていました(笑)。こんなアプリを使って、行先をたどるのも、なんだかローカルっぽく感じて嬉しかったです。(ローカルは時間だけしか見ないでしょうけど)

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滞在したお宅は、デンマークっぽい建物のアパートでした。本当に普通のお宅で、それが嬉しい。60代の元気なマダムが、スタイリッシュなインテリアに囲まれて暮らしていました。彼女のお嬢さんがダウンタウンで暮らしているので、そのお嬢さんが使っていたお部屋をお借りしました。(こういうのがairbnbの楽しいところ)

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キッチンで食事の支度もさせてもらえたので、irmaで食材を買い出しをしました。マダムや遊びにきていたお嬢さんからは「irmaは高いよー!ローカルはそんなにirmaに行かないよー」と言われました。ローカルはそうなのか・・シンガポールだとcold storageで買い物ではなく、fairpriceに行けっていってるものなのかな?(地元ネタ)なんて想像していました。

さてヒュッゲ国の旅の初日は、やっぱりカフェでまったりと。

朝の目覚めから普通の景色が目の前に広がります。朝はまだ暗い、この辺はシンガポールでも一緒です。(シンガポールの日の出は7時。)

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ブランケットにくるまってぬくぬくヒュッゲしていると(ブランケットはヒュッゲには必須アイテム)、マダムが、まさに”デンマークのデザイン” と思えるグラスにお水を入れて持ってきてくれました。(コースターまで素敵)「ヒュッゲしているわね」とマダムに言われ、朝の会話が始まります。

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この日はデンマーク人の友人と、ランチに待ち合わせ。まるで普通のウィークエンドのようなノリが、嬉しい旅行のプログラムです。てくてくと歩き、バスに乗り、メトロに乗る。これが最高に楽しい。

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ここではシンガポールのように「あー疲れた」といって気軽にタクシーに乗ることはしません、できません。(高いし、そんな人滅多にいない)いかに自分がシンガポールで腐っていたか、感じることができます(笑)。

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さてNørreportで友人と待ち合わせた私。その日は冷たい雨でしたが、街を歩くと猛烈なショッピング熱にかられます。

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ブックストア兼カフェでお茶をして、今日と明日のスケジュールを友人と立てます。観光もいいですが、こういう普通の時間がとても貴重に感じます。冷たい雨の外からカフェに入りあったまる人たちが、楽しそうにしています。こういった人達のライフスタイルを想像してみるのも楽しい。

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ヒュッゲなるカフェ!も発見。”ヒュッゲ”なる言葉が普通に使われているコピーに感激します。

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その日のランチは、お気に入りのAtelier Septemberでランチ。ここで友人と2年分の積もる話を思いっきりしました。そして「ミニ・ヒュッゲよ」と友人がトランプをバッグから取り出し、カードゲームを2人で行いました。(通常は家でボードゲームを行うらしいですが。)

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Atelier Septemberは、ヘルシーなNordic Foodが楽しめるカフェ。ここではケールのトマトスープを食しました。私はこのカフェで「食べる」スープ料理に開眼。この旅行の後、スープづくりにはまり、スープスペシャリストの資格やNordic Nutritionのコースを受講してしまうまでに。このカフェ、コペンハーゲンに来たときはおすすめです。

金曜日、友人のオフィスを訪ねるという経験

滞在中の金曜日、スイーツを持って友人のオフィスを訪ねました。

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スイーツは、観光者が必ず行くと思われるNørreportのマーケットで調達しました。

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移動途中の街で、軍隊のマーチにも遭遇し感激!

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さて友人のオフィスに到着。友人はコワーキングスペースを使って、ウェブ関連のお仕事をしています。コワーキングスペースのある建物。シンガポールだと普通のビルだったり、コロニアル調のショップハウスだったりします。シンガポールとも日本とも違ったこの建物。とても新鮮です。

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こんなスペースを入っていくのも、ワクワク。ヨーロッパならではのスペースです。でも彼らにとっては普通すぎるただのコリドーでしょうね。きっと気にもしていないでしょう。

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エレベーターは勿論ありません。階段を上ってオフィスに入ります。

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オフィスは梁が素敵なシンプルなスペース。彼らにとっては普通の風景だと思いますが、やはり私には新鮮。ここには映っていませんが、仕事姿は、それほどどの国も変わりありません。(当たり前か)ですが女性達のシンプルで洗練されたファッションが印象的でした。思わず雰囲気だけでも真似したくなるような人たちが多く、歩き方だけでもちょっと真似してみた私でした。

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友人もお仕事が終わったので、Christianshavnを散歩しディナーへ向かいます。観光コースをゆっくり歩きながら、たくさんのワゴンショップをのぞきます。(すべて高い!)

シンガポールのClark Quay、Boat QuayのようなイメージのChrsitianshavn。運河のある通りを抜けて、今夜のディナーのレストランへ。

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寒い夜のディナーは、あたたかいスープで始まりました。そして笑いがある会話。ヒュッゲだなー♪と思っていたら、「ヒュッゲでしょ?シンプルな食事に楽しい会話。これが私たちの生活よ」と友人がコメント。

普段の生活では、勿論デンマーク語だけの会話の夫婦ですが、この日は私がいるので、英語だけの会話でした。「夫婦で英語で会話をするのも新鮮」と友人は笑っていました。

「今度は夏に来てね、サマーハウスに連れて行くわ」という友人の言葉で、メトロの駅で友人としばしお別れ。私のデンマーク滞在もこの日を最後に、明日からは別の国に移動となります。

観光こそしなかったけれど、私の4回目のデンマーク旅行は「住むように旅行する」「ヒュッゲを感じられる(正直、デンマークに限らずどこでもやっていることですよね)」この2つの目的を満たすことができました。

そして最後には、空港のブックストアで、例のベストセラーの本をおみやげに。

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