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出会いと別れの意味

僕にはやりたい事が沢山あった。

肩書きで言ったら立派だがその大半は中途半端なものの方がかなり多いだろう。
その中でも人生を通してこの仕事をしたい!と思って本気になった時が何回かあるが一年は続かず諦めた事もある。
けど今は違う。考古学、村づくりにハマり、人生の指針が完全に定まった状態だ。
放置していた事、諦めかけた事、全てが再び動き出し、区切る事が出来たのは出会いと別れの中での学びがあったからだ。
ここで出会いと別れの意味を僕の人生を通して話して見たいと思う。

20才の時、父の事業を手伝うつもりで工事現場の職人になった。
毎日朝早く出たり、寝ないで仕事したり、半年連続勤務はそうそう破れる事はない大記録だと思ってる笑
体力も精神もぼろぼろになり、人生を考え始めた25.6位から出会いもあり、夢を描く様になった。
僕は昔から芸能界に憧れていた。
誰もが入れる世界ではなく、テレビに映る俳優さんやアーティストさんは輝いていて、ドリフターズや芸人さんの様に人を笑わせたり、真田広之さんの様な侍が似合う俳優さんに憧れたり、テレビに映る芸能人をいつも羨ましく見ていて嫉妬していた事もあった。

アニメ、ラブライブ!サンシャインのLiveチケットが当たり友人と西武ドーム2日間、東京ドーム1日を行った事がきっかけで僕の心には火がついた。
『俺もあのステージで歌いたい!皆んなから注目されたい!』
その日から僕は芸能界への憧れを完全に目標にした。

すぐ様、バンドをやっていた高校時代の友人に連絡を取り、久しぶりに会う事になった。
当時の友人は鬱があったりと社会に飲まれた様な感じで、自分と同じ境遇にいた。
月一で会い、音楽について学び始めた時、友人から村づくりの話をしてくれた。
群馬でそう言ったコミュニティがあり家族の様な繋がりを持つ事をコンセプトに農業から村づくりが始まっていた。
さとうみつろうさんのセカイムラを追ってたどり着いたらしい。その時の自分はただ面白そうと思っていただけで、まさかその4年後に村づくりを本格的に行うとは思っていなかった。
伏線一つ目だ。

そして転職を繰り返して行くうちに自分の不甲斐なさもあり、なかなか職に着けず友人とは離れて行った。何も言わずに。
そして現在の仕事と3年前に出会い、忙しいながらも必死に食らいついて落ち着いた頃、同じ頃に新入社員だった女性の方が辞職した。
その方は芸能の仕事を志していて、辞める2週間前の会話は今でも覚えてる、最後お互いの夢について語りあった日があった。僕はその時ラブライブ!サンシャインを思い出した。
芸能の世界でテレビやデカいステージで注目を浴びたいと夢見ていた事を完全に思い出して、また音楽を始めた。
けど、上手くは行かなかった。
毎日の勉強である程度歌詞はDTMで作成できる様になり、カラオケに通ったりもしたけど、技術的な事よりも仲間を集める事で折れてしまった。募集すれば叩かれて、動画を流せば叩かれる。世間からの目はかなり冷たくて挫折してしまった。夢を思い出し、挫折し完全に諦めた。
彼女との別れによって、夢にも別れを告げた。
不思議な終わり方だった。

その二ヶ月後だ。
アルバイトで入ってきた女性の方と友人になる。
その方との出会いから歴史や都市伝説、YouTuberさんを紹介してくれて、毎日が楽しくて仕方ない日々で一緒に遊びに行く様になる。
ここで今まで学んできた職人の技術、知識、経験、全て活かせるような出会いをくれた。
彼女を知ろうとして、学んできた先には過去に村づくりをする事の伏線が、3年後回収された。
またここで僕は思い出した。
バンドをキッカケで友人と会い、その友人と村づくりをしようとして離れていき、またバンドをやると会って、音楽を挫折して村づくりに戻ってきた。
結局僕は戻ってきたんだ。
導かれた様に、村づくりが最適な場所だぞ?と計りに3年の月日を経て人生の軸を作った。
人に出会って、人と別れて気付かされてきた。
その度、精神的にキツイ時期もあったし人間としても成長してるのかなと思う

出会いがあれば気づきがある。
別れがあっても気づきがある。
人との繋がりは人生の指針になる可能性を秘めている。
人を大切にし、出会いと別れに感謝しよう。

2024/4/5

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