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インタビュー: 光と透明感あふれる画像で未来をつくるお手伝い~ みゆき店長

鹿児島の海と風を感じながら、日々、画像づくりのお仕事をしている女性がいます。木佐貫みゆきさん。きらきらした愛らしい画像とともに、彼女のインタビューをお届けします。
大きな笑顔の裏にある、長い年月をかけて続けてきた人生の学びのお話も必見です。

聞き手: イノウエ エミ
(2021年9月取材)

◆ はじめまして、みゆき店長です!

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―――「みゆき店長」とお呼びしますね。どんな店長さんなんでしょうか?

“ 占い師・セラピスト向け画像クリエイター ” です。占い師さんやセラピストさんからご依頼を受けて、画像の加工・作成をして提供するお仕事です。
今はみなさん、SNSで発信したりオンラインショップを運営したりするので、すてきな画像のニーズは多いんですよ。

また、カードセッションや数秘術を使ったカウンセリングのほか、
ゆっくりではありますが、私の好きや体験した事をシェアしたくて音声配信もしています。
どうぞ、お気軽に私のお店に遊びに来てくださいね。

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―――かわいい! Canvaでこんな画像が作れるんですね。細かいところまで美意識が行き届いていて、魅入ってしまいますね。

ありがとうございます。サン〇オ風味といいますか(笑)

―――サン〇オって(笑)。ほんとに、占い師さんやセラピストさんにぴったりの画像ですね。かわいくて綺麗なだけじゃなく、どこか神秘的な感じがします。なんだかきらきらしているというか‥‥語彙が出てこない~

はい、光を感じるような画像が好きです。カラーセラピーで使うカラーボトルのように、色がついていて透明感が感じられるような‥‥

―――「光」と「透明感」それだ~!

こういう雰囲気が好きな方からのご依頼が多いですね。


◆ 会社員だった私がこの世界に入ったワケ

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―――占いやセラピーをテーマにした画像を作るだけでなく、ご自分でもカウンセリングをされるんですね。そういった分野の勉強を始めたきっかけは何だったんですか?

かなり昔の話になりますが‥‥私は長年、正社員としてスーパーに勤めていまして。あるとき、当時の店舗が極端な人手不足になり、社員としての事務仕事をしながらレジにも入らなければならない事態になりました。朝7時から夜10時まで働くような生活が一か月以上続いたんです。

―――ひえ~! 15時間?!

今で言えば、相当なブラックですよね。私としては一生懸命だったんですが、なぜか当時の上司に「木佐貫さんは楽をしている」と言われ‥‥。

―――そんな、ひどい‥‥! 

仕事熱心といえば聞こえがいいけど、まあ、パワハラ気質っぽいところがあったんですよね。
そういう上司がいる環境で、労働時間も無理をしているのに「楽をしている」と言われたらショックです。

今思えば、「大変そうに見えない」というのも才能のひとつなのかな(笑)。とにかく、「こんな会社、いられない!」と思ったんですが、「辞めるにしても、次の仕事どうしよう?」と考えたとき、何ひとつ次に生かせるような資格ももっていない自分に気づきました。このままずっとレジ打ちしかできないのはイヤだなと‥‥。

――― それで占いの勉強を?

はい。スピリチュアルの世界に興味があったので、最初はレイキヒーリングを習いました。先生が企画したイベントに参加させてもらったり。こんな世界があるんだな、と思いましたね。

そこからは、「自分の性格ってどうしてこうなんだろう?」という悩みと向き合って、いろんな勉強をしました。心理学、数秘術、カラーセラピーなどなどです。


◆ 求めていたのは自由でした

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―――お勤めと同時並行で学んでいたんですね。

はい。仕事は本当にきつかったです。みなさん、いろんな人生の苦しみがあると思いますが、私にとっては人生の底を味わったという感じ。

もともとアレルギー体質なんですが、ストレスと重なって喘息になったんですね。一か月以上ひどい咳が続いて、肋骨が折れるまでになってしまって。あるとき、咳をした瞬間、パキッと音がしたのがわかりました。もう、レジを打つのもつらくてつらくて‥‥。

―――え、肋骨が折れたあとも、そのまま仕事を?

そうなんです。「休んじゃダメなんだ」と思い込んでたんですよね。朝晩すごい咳が出て、骨が折れてすごく痛いけど、見えないケガだし「会社に行かなきゃ」と。会社のコンプライアンス窓口などに相談することもなく、ただただやり過ごして‥‥。

本当は、何らかの形で拒否したり意見したりできたはずですが、会社という閉鎖的な空間で、「自分がすれば良い。または、私がやらなければいけない」という間違った判断しかできなくなっていました。みずから鎖に縛られていたんですね。

―――「こんな会社、いられない!」と思ったあとも長くお勤めされていたんですね‥‥。

「こんな会社、いられない!」から、なんだかんだ10年くらいかかりましたね(笑)。

―――そんなに!

いろんな勉強をして、自分がどういう人間なのかわかったつもりでも、普段の環境にいるとどうしても元の状態に戻りそうになるんです。それでまた「いやいや、本当の自分は‥‥」とすり合わせして‥‥。

余計なものをどんどんそぎ落としていって、やっと「よし、木佐貫みゆきの本質でいこう!」と思えたのが、去年か一昨年くらい。

―――余計なものをそぎ落としたみゆき店長は、どんな人でしょうか?

「前に出て、自由にやりたい人」ですね。
だから、会社のような組織の中にいると生きづらさを感じるんだと思います。「裏方でいいや」と思って後ろに下がると、何だかモヤモヤしちゃう。
でも以前は、前に出ようとしても「もっとすごい人がいるんだし」「私なんて」という気持ちになっちゃって‥‥。

―――「女子は一歩下がっていたほうがいい」みたいな刷り込みって、子どもの頃からありますもんね。

ですよね。でも私の場合、そうやって他の人に主導権を渡すと元気がなくなるんだとわかりました。
本当は、「私ならもっとアイデアが出せる、もっと楽しくいいものを作れる」という気持ちがあったんですね。


◆ 心の中の答えを引き出すセッション

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―――ご自分でカードセッションなどもされているんですね。興味があります! 当たるものなんでしょうか?

カードって、「このカードを引いたからいい / 悪い」というものではないんですよ。その人にとって、” 今必要なもの ” や ” 気がかり ” を表していたりするんです。
だから、カードをきっかけにいろんな話をしてもらうようにしています。

―――たとえば、今、私がタロットで太陽のカードを引いたとしたら、どういう話になるんでしょうか?

そうですね、「エネルギーがあふれていて、やりたいことがたくさんあるんじゃないですか?」と聞いてみようかな。どう答えますか?

―――やりたいこと、いろいろあります。実際はなかなかできていないけど‥‥

じゃあ、どういうことがハードルになっているのか、もう一枚引いてみましょうか。

―――なるほど、そういう感じか~! 話しながら、その人その人のケースに寄り添っていくんですね。

一見、悪く見えるカードが出たときも、「こういう気がかりがあって‥‥」と話しているうちに「そうか、じゃあこうしてみます」とご自分で発見されたりするんですよね。

―――カードは、自分について深く考えていくためのツールになるんですね。

はい。答えって最初からひとつに決まっているわけじゃないし、私が決めつけるものでもない。答えはその人が自分でもっているから、それを引き出していくのが私の役目かな。

時々、「言い切ってもらいたい」という人もいるから、そういうときは「じゃあ、ここで決めようか」と言うこともありますよ(笑)。もちろん、「あくまでひとつの参考にしてくださいね」と言い添えますが。

新しい扉をひらいてみるとか、逆に「いったん休んでみようかな」とか。
一人で悩んでいても考えが固まってしまうから、セッションが何かきっかけになるといいなと思っています。

◆ 笑う門には福きたる

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―――好きな言葉はありますか?

「笑う門には福きたる」。
笑っていると、まわりの空気が自然に良くなるんですよ。

―――確かに、インタビュー中も、みゆき店長がずっと笑顔でいてくれるから、とてもお話ししやすいです。

実はね、私の夫は、とある持病と後遺症をもっていて。
一般にはあまり知られていない病気なんですよ。約10年に一度、大きな手術が必要で、それでも根本的な治療はできません。

でも、彼は、治らない病気と後遺症を受け容れて、現実的に前向きに生活しているんですね。

彼に出会って、「今をしっかり生きる」「どう生きるか、自分で決める」という人生のあり方を知りました。

―――今をしっかり生きるための「笑顔」なんですね。それが「福」につながるんだということですね。深い‥‥。

彼の病気や後遺症は、言わなければ人にはわからないものです。でも本人や家族には、やっぱりいろいろあります。
「普通」が当たり前ではない痛みやつらさを知っているから、私は笑うんです♪ 自分のために、そしてまわりの人のため。今この時間を大切にするために。

◆ 占い師さんやセラピストさんの良き理解者として

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―――画像作成を依頼したい占い師さんやセラピストさんにとって、みゆき店長は頼もしい存在ですね。みゆきさんご自身が、カードセッションや数秘術、カラーセラピー‥‥いろんな占いやセラピーを学んでよく知っているから。

そうですね。
たとえば、「セラピーや講座の案内で、イメージ写真じゃなくて実際のカードやカラーボトルを使いたい⁡。でも自分で撮影するのは苦手~」という方っていらっしゃると思うんですが‥‥

実は私、カードやカラーボトルなどの教材ももっています!(笑)

iPhoneやミラーレスカメラを使って撮影した画像がありますから、気に入ったら使っていただけます。

占い師さんやセラピストさんのお仕事の内容、忙しさも理解していますので、かゆいところまで手が届くクリエイターとしてオファーいただきたいですね。

―――具体的に、どんな種類のサービスがありますか?

こんな感じです! (👇画像)

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―――各種の画像作成のほか、「Web見守りサービス」まで? 

はい。たとえば、
「ネットショップを開設して、自分で運営できるようになりたい」
「でも、最初から一人で作業するのはちょっと不安…」
という方に、オンラインで画面を共有しながら、お教えしたり質問を受けたりしています。

―――心強いですね!

実際に、参加しているコミュニティでそういうご依頼がちょこちょこあるので、正式にサービスとして始めました!
ほかに、名刺やフライヤーなど紙類のご依頼も承りますよ。

―――Canvaの使い方の講座もされるとか?

はい。誰でにでも使えるようにできていますから、最初の一歩の不安さえ取り除けば、最強のアイテムになります!

ただ、基本的な使い方はお教えできるんですが、画像の検索の仕方や組み合わせ方などはクリエイティブな領域になるので、言葉で説明することができないんですよね‥‥。

―――やっぱり、クリエイティブなことはプロに依頼したほうがいいですね。
これから、お仕事でお付き合いしていきたいのはどんな人ですか?

ご自分のビジネスにも、ビジネスのパートナーにも、愛と情熱を注げる人とお付き合いしていきたいですね。お互いに波長が合うこと、尊重し合って楽しく仕事をできることが大事だと思います。

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◆ 未来は自分でつくれる

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―――鹿児島にお住まいで、ダイビングもされるんですね! 海の世界の醍醐味はなんですか?

海の中の、浮力っていうのかな? ちょっと無重力みたいな感じや、レギュレーターから空気を吸っている非日常感が好きです。
海の中は本当に綺麗で、もっと若い頃は潜りながら写真も撮っていました。

―――アクティブ!

海や自然の中で遊んでいると、物事の本質を感じます。
たとえば、海に潜るときに身につけるのはすべて必要な装備で、ひとつひとつ、何のために使うのか理解していなければいけませんよね。

―――確かに。要らないものはもっていかないし、何に使うのか分かっていなければ、身につけていても使えず、命に危険が及びますよね。

ほかにも、たとえばSUP(サップ)って知ってますか? 海の上でボードの上に立って、パドルを漕いで進むアクティビティです。
最初、怖くてどうしてもボードから目が離せなかったんですが、コーチに「行きたいところを見れば勝手に進んでいくよ」と言われて。
自転車と同じなんですよね。ペダルばっかり見ている人はいないでしょ(笑)。

―――「行きたい方向を見れば進んでいく」! いい言葉~!

人生もそうなんですよね。行きたい方向をイメージして、そちらを向くこと。そうやって、未来は自分で作るものだと思っています。

(おわり)

みゆき店長のことをもっと知りたい方、
画像制作をお願いしたい方はコチラから 👇
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息子さんも、海で遊ぶのが大好き♡

編集後記

みゆき店長とお話していると、なんだかとても明るい気持ちになれました。「オンラインでの見守りサービス」など、まわりにいろんなオファーを受けるのもわかる! 大らかで、とても優しいです。
あの大きな笑顔も、きらきらと輝く画像も、
苦しかった会社員時代や、病気と共に生きる夫さんとの生活など、長い道のりを経てたどりついた境地なんですね。
「未来は自分でつくれる」 みゆきさん自身の実感がこもった言葉が胸に響きました。 (イノウエ エミ)

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