能傍タルツ

皆さんこんにちは❗ YouTube「現代筑前奇談考」。 こちらでも文章化させて頂きます❗ よろしくお願いいたします❗

能傍タルツ

皆さんこんにちは❗ YouTube「現代筑前奇談考」。 こちらでも文章化させて頂きます❗ よろしくお願いいたします❗

最近の記事

能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十七 -12月-   『ケサランパサラン?』

 筆者の投稿を読んで下さる  読者のみなさんなら  ケサランパサランをご存知だろう。  かなり有名な存在なので  詳しい説明は省くが  動物性、植物性と  あるとは聞くのだが  まあ、いわゆる綿毛の塊のような  生物とも菌類ともなんともつかぬもの。  捕らえたら箱の中に入れて  白粉を餌にして飼育すると  増えるなどと言う。  筆者の知り合いで  不思議博物館サナトリウムという  コンセプトカフェで  時折手伝いをしている  しのちゃんという女性がいる。  彼女は九州の

    • 能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十六 -11月- 『下宿にて』 “PUNKSの語る実話怪談” 山形県在住 I氏から聞いた話

      筆者の若いPUNKS仲間である Iくんだが、絵を描く事を生業にしており 現在、故郷の福岡を遠く離れ 山形県に在住している。 彼が5年ぶりに帰福した際 設けさせていただいた 酒席で聞かされた話。 彼が学生時代だから もう十年以上は昔の話であろうか。 彼の地で一番初めにできた 友人S平氏は PUNKSであるが 同時にそば打ちの修行もしていた。 そして夜は実家にて ご両親と共に経営する 学生専用の下宿の 世話人もしていた。 いわゆる 家族が住む部屋の階下などを 間貸しし、

      • 能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」   その三十五 -10月-   『肥前不思議話~NOCUT DOKUさんより』

        佐賀県K町 K地区という所の 名も無い小山の話だ。 数年前に たまたま所用があり立ち寄ったのだが その際に 山中に見たこともない 小型のゾウのような 奇怪な動物を見た。 大きさは 小型犬くらいだが 毛が無く ゾウそっくりの長い鼻を 持っており 写真を撮ろうとしたら 藪の中に消えた。 つがいのようであり 幼体みたいなものも 数体いた。 と、いうことは 山中で繁殖しているのではないか? ネットや何かで いろいろ調べてみたが 未だにその正体はわからない。 だが 地元の人た

        • 能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十四 -9月- 『豊津にまつわる怪事件等 ~親父の備忘録より No.3❨中編❩』

          (人物名などはイニシャル。 明白な誤字脱字以外は 原文のママとす。 ※のみ筆者による) ❨怪 No.3❩ ◉  座敷の横にあった慎(マキ) 中学時代に板を敷き 憩いの場所が無いK木に 社長売った  何故か頭痛がするので、、、 その木の下に 平たい大きな石があった 除くと頭痛が止まった ❨石垣を崩さぬ重さの平石と思われる❩ ◉木町の旧小倉屋敷 ❨今はアパート❩ 檜の関ヶ原の戦いにその名がある 高野の隣❨祖父は道場寺 ※地名❩ から養子❨T橋❩より 庭の敷石を立てる 稲荷

        • 能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十七 -12月-   『ケサランパサラン?』

        • 能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十六 -11月- 『下宿にて』 “PUNKSの語る実話怪談” 山形県在住 I氏から聞いた話

        • 能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」   その三十五 -10月-   『肥前不思議話~NOCUT DOKUさんより』

        • 能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十四 -9月- 『豊津にまつわる怪事件等 ~親父の備忘録より No.3❨中編❩』

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十三 -8月- 『豊津にまつわる怪事件等 ~親父の備忘録より  No.3❨前編❩』

          ❨個人名などはイニシャル。 明白な誤字脱字以外は 基本的に原文ママ。 ※注釈のみ筆者とす❩ (怪No.3) ◉倉を改造した部屋 ❨父と二人❩ 母の小部屋 ❨風呂を改造した四畳ぐらいの部屋❩ から 夜中に大きな足音が続く ❨成人大人の重い 男の足音と思われる ミシミシと❩ 父も座敷にいて はつきり聞いた 二人で 私は真剣(※(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠!) 父は木剣を持ち 誰か!!と 質すると止まる 又 廊下を踏みしめる音がする 誰か!!と 大声を出して そこに覚悟を決め

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十三 -8月- 『豊津にまつわる怪事件等 ~親父の備忘録より  No.3❨前編❩』

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その32 -7月- 『夜光虫』

          「子供たちがいた頃から  二十五年住んでる。  慣れてしまったんやろうね」 筆者が本業の関係で 週に二三日は出入りする 福岡市のとある スーパーマーケットの管理職、 Iさんは携帯で撮影した 動画を見せながらそう言った。 その短い二本の映像は Iさんの住まいする 春日市の線路沿いの マンション室内を撮影したものである。 一本目には カーテンを閉め切った 深夜の室内。 ほどなく その真ん中に灰色の玉が浮かび 真っ直ぐ進み 画面の真ん中あたりで 急上昇して消えた。 この間、

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その32 -7月- 『夜光虫』

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」その31-6月-『そんなもんだろう』

           筆者は先々月  旧知の「劇団テンペスト」という  若者たちの演劇グループの  イベントに呼んでいただき  コーナーの一つとして  テンペストの俳優さんたちと  実話怪談を語らせて頂いた。  女優さん二人に  男性も筆者含め二人。  様々な興味深い  体験談が飛び出し  大盛況に終わったのだが  本番終わって  控え室に戻ったあと  女優さんたちは  スイッチが入ってしまったのか  オフレコで  さらに色んな話をしてくれた。    そのうちの一人、Mさんより。  Pホー

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」その31-6月-『そんなもんだろう』

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十 -5月-『豊津にまつわる怪事件等 その二 (親父の備忘録より)』

          (個人名などはイニシャル。  明白な誤字脱字以外は  基本的に原文ママ   ※注釈のみ筆者とす)  怪No.2  ◎兄の部屋で高校時代  勉強中(一人で)  夜12時頃から  背中に水を打つように  鳥肌がたつ  後の本棚にした  (まわりに飾り彫り○※一字判読不能)  何故か霊気が感ぜられる  母に告げると  ある時より霊気がしなくなった  母が祈祷師に頼み  祈祷した   ◎小倉のH叔父の通夜の晩  台風が来た  一人 座敷の床を枕に寝ていると  夜 座

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その三十 -5月-『豊津にまつわる怪事件等 その二 (親父の備忘録より)』

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その二十九 -4月-『豊津にまつわる怪事件他 その一(親父の備忘録より)』

           筆者の父は  五年前に八十七で世を去った。    その父は生前  生まれそだった福岡県豊津のことを  事細かに備忘録をつけていたのだが  その中から「怪」と銘打たれた項目を  そのまま抜き出してみたい。  「豊津にまつわる怪事件他(体験記)」  怪No.1  ◎H兄が  焼けた離れの茶室で一夜  (筆者注    本家は親父の若い頃、火事を出している)  窓の外で足音がする。雨の音?  その部屋を空き部屋にして  古い布団を敷き伸ばしていた?  母をH兄が発見。  誰

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」 その二十九 -4月-『豊津にまつわる怪事件他 その一(親父の備忘録より)』

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」その二十八 -3月-『バリでかいおばちゃん』“パンクスの語る実話怪談 T君の体験談”

          筆者の仲間内のTくんは 現在は建築業を生業とする 古くからの博多パンクスであり 酒とアコーディオンを愛する好漢である。 そんな彼から聞かされた 少年時代の記憶。 今から四十年近く 昔の話である。 福岡市の東部に住まいしていた Tくんであるが 小学校高学年の時分 千早という場所にあった 曰く付き廃墟に 悪戯仲間数人と 深夜、 探検に行ったことがあるそうだ。 今で言うところの 心霊スポットに肝試し。 まあ、よくありがちな話である。 各人、家から持ち出した 懐中電灯片手に

          能傍タルツの実話怪談コレクション 「現代筑前奇談考」その二十八 -3月-『バリでかいおばちゃん』“パンクスの語る実話怪談 T君の体験談”

          能傍タルツの実話怪談コレクション「現代筑前奇談考」その二十七 -2月-『信号機』

          筆者の大学時代からの友人、 S氏から聞いた話。 大宰府市に在住のS氏。 二十年前くらいの話だが 当時やっていた バンドの練習帰り。  福岡市と大宰府市を繋ぐ  通称「五号線」は  都市間の交通の動脈であり  朝早くから夜まで非常に  交通量が多い通りだが  深夜ともなると打って変わって  たまにタクシーが通りすぎるくらいの  寂しい通りとなる。  S氏が深夜  五号線の岡本という四つ角を  自家用車で通過しようとしたら  ライトに照らし出された  岡本の信号機の上に

          能傍タルツの実話怪談コレクション「現代筑前奇談考」その二十七 -2月-『信号機』

          能傍タルツの実話怪談コレクションその26 「現代筑前奇談考」-1月-『スエコおばさんの話』         

           これもまた  筆者の仲間内のバンドだが  Nu-CA(ヌーカ)という   パンクバンドでギターを弾く  シュウゴ氏から教えて頂いた話。  彼は小学校くらいまで  博多湾に浮かぶ  志賀島というところの  古い木造の長屋に住んでいたらしい。  その頃よく  誰もいないはずの  玄関の右階段から  とん とん とん  と、  姿の見えない  誰かが登り下りする音を  聞いたことがあった。  むろん  二階に行っても無人である。  それは  シュウゴ氏のおばあさんの妹で

          能傍タルツの実話怪談コレクションその26 「現代筑前奇談考」-1月-『スエコおばさんの話』         

          能傍タルツの実話怪談コレクション その二十五「現代筑前奇談考」-12月-『元、ヘルズキッチン ノリさんの話』

          もう何年も会ってないが 筆者の知り合いのノリさんは かつて福岡の上人橋通りで 「ヘルズキッチン」という ハード・コアマニア専門の レコード屋をやっていた。 だが、ある時から 家庭の事情等により店を閉め お祖母さんの介護をしながら それ以前は 亡くなった曾祖母も起居していた 鞍手町にある実家に戻ることとなる。 築五十年は経とうかという 昔のままの家は なんでもノリさん曰く 日野日出志「蔵六の奇病」に出てくる まさにそのボロさだったらしい笑 トイレは汲み取り式に 手を加えた

          能傍タルツの実話怪談コレクション その二十五「現代筑前奇談考」-12月-『元、ヘルズキッチン ノリさんの話』

          能傍タルツの実話怪談コレクション その23 「現代筑前奇談考」-11月-『岩石人間、その他』

          (前回からの続き)  最近とみに耳にするようになったのが  いわゆる  ヒーラー、チャネラーと自称する方々である。  そういった能力はもとよりない筆者としては  「ああ、そうですか」と  申し上げることしか出来ないのだが。  筆者の知り合いで  Mさん、Yさんという  妙齢の女性の二人組がいる。    彼女らはもちろん  本業はそれぞれ別にあるのだが、  趣味として  あちこちの遺跡や神社仏閣を  探索されている。  そして  古武道を修行されているMさんもだが  Yさん

          能傍タルツの実話怪談コレクション その23 「現代筑前奇談考」-11月-『岩石人間、その他』

          能傍タルツの実話怪談コレクション。その二十二「現代筑前奇談考」-10月-『超常現象うどん屋K』

           読者の皆さんは  佐賀県の山裾にある  一部の好事家の間で 「超常現象うどん屋」と称されていた 「手打ちうどんK」をご存じだろうか?  筆者は九州在住だが  ある女性たちから聞くまでは  そんな店の存在は  全く知らなかった。  あるいはおそらく  同郷の方々でも  筆者同様、  見たことも聞いたこともないかたが  ほとんどではないだろうか。  断っておくが  決して怪しい店舗などではない。  グーグルマップにも  人気店として  多数の好意的コメントを  寄せられる

          能傍タルツの実話怪談コレクション。その二十二「現代筑前奇談考」-10月-『超常現象うどん屋K』

          能傍タルツの実話怪談コレクションその二十一「現代筑前奇談考」-9月-『逆立ち幽霊』

          筆者の知り合いの Pさんという既婚女性から 聞いた話。 現在、Pさんは 福岡市の隣、春日市というところに 家族三人で暮らしているが 実家は宗像市神湊という 海沿いの港町である。 こうのみなと と、読む。 窓の外はすぐ 砂浜と松原が広がる 一軒家だったのだが その中の一室で寝ると 必ず深夜に身体が動かなくなる。 そのうちに ラジオ放送の混線したような 声が聞こえ始め やがてそれがまとまり始めると 老人の怒号になったり 読経の声になったりする。 ある時など 金縛りから目を

          能傍タルツの実話怪談コレクションその二十一「現代筑前奇談考」-9月-『逆立ち幽霊』