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未来を予言?中高時代の「○○な人」

久しぶりに、奈良に帰省しています。

地元のニュースといえば、最近は特に、子供の頃から行きつけだった店が潰れたという類のものばかりで、寂しい限り。

そうでなくてもこの時期、観光客の姿はまばらです。

奈良公園を散歩していると、とにかくマイペースな鹿たちに癒されます。

↑ 飛火野(とびひの)の鹿の群れ。
この中に入っていっても、特に逃げる様子は見られません。

さて、そんな奈良の実家の棚には、以前の記事で紹介した昔の日記類の他にも、いまだ捨てられないものがたくさんあります。

日記類のさらに上の棚をあさっていると、中高時代の冊子類が出てきました。

学芸部が各年度末に編集・発行していた、「結晶」です。
上段左から順に、中一~中三時のもの。
下段は同じく、高一~高三時。

今ぱらぱらとめくってみても、当時の世相とか、流行ったものとかが思い出されて面白いです。
中学の時に流行した言葉の一つが「ホワイトキック」だなんて・・

通っていた学校はいわゆる中高一貫校でしたので、入学時点で単に一年生と呼ばれ、エスカレーター式で高校一年生になったら、そのまま四年生と呼ぶのが普通でした。

ただしこの「結晶」に関しては、中学と高校に分かれての発行で、各クラスや部活の紹介のほかに、各学年の学芸部員がアンケートを作って、その結果を掲載していました。

そんな中に「○○な人」のコーナーがありました。
おそらく類似のものは、当時も今も、どこの学校でも作られていたものと思います。
みなさんの学校ではいかがでしたか?

「○○な人」は、アンケートの上位3人が載ります。
そのカテゴリーの数は年によって変動はあるものの、多いときには計60近くにも及びます。
その場合は計算上、全クラスの誰でも最低一回はランクインできるチャンスがありました。

そしてこの私、思っていた以上にいろんなところでランクインしていたのです。
入学した時は、とりたてて目立つ生徒ではなかったはずなのに・・

かなり恥ずかしいですけども、これらももうそろそろ時効ネタかと思いますので、他の同級生たちの名前をプライバシー保護の観点から消させていただいた上で、私のランクイン状況を一挙に晒していくことにします。

実際に私と同級生だった方で、「結晶」がもはや手元にない方は、残りが誰なのか、それとなく予想してみて下さい(!)

参考までに、我が学校は6年間を通して生徒の入れ替えや編入は基本的になく、一貫して全学年の人数は120人強でした。
票数が明記されている年は、個々の得票率もだいたい分かる仕組みです。

【二年=中学二年】

これが中学時代唯一のランクインです。
1位の生徒がぶっちぎりなのは、学年劇で社長の役を演じて「はまり役」だったから。
ちなみにここにランクインせず、本当に社長になった同級生もいます

【四年=高校一年】

要するに、科目としての英語が得意な人ということなのでしょう。
ここで帰国子女の同級生たちを押さえて、なぜかいきなり1位に。
恥ずかしながら、どうやらこの頃の英語力がマックスで、以来ずっと下降しているのではないかと思えるほど・・

これは未来を予言、というよりは当時から音楽活動をしていたのでそういう印象で見られていたのですね。
他の2人は、絵やイラストがうまかった同級生。

これに関しては、今の様子からはまず信じてもらえません
しかもこの年は自分が学芸部員を務めていたので、このページはまるまる私の字
よりによって、こんなところに自分で名前を記入するのは恥ずかしいですね。しかも「位」という字の書き方の癖の強いこと!

この私に、人の上に立つ力があるとは到底思えませんが・・
むしろ非力でも、周りに担いでもらえそうな感じのキャラだったのでしょうか?

同率で2位。一体どんなオーラを発していたのというのでしょうか?
「近づくな」オーラでないことを祈ります・・

今度は2位が3人も。相当、票が割れたと思われます。
やや質問の趣旨が分かりにくく、これはランクインした本人たちが自分の趣味などに打ち込んでいるイメージなのか、はたまたアンケートに答えた生徒が個人的に気になっている同級生を挙げたものか、判断が付きかねます。

【五年=高校二年】

3位なのに、わざわざ注釈まで付けられる始末。
上位2人はアニメやフィギュアに詳しかったはず。
はっきり言って、「マニア」「オタク」扱いされていたのは明白。

これは正直、納得できませんね。
今でも、あらゆることに対して策略とか考えているような余裕はありません。
野望なんかとは無縁の存在です。本当ですよ!

とりたてて進学校というわけでもなく、もともとが自由な校風の学校で、特にこの頃はかなり好きなことをして遊んでいた時期に、そう思われていたというのはとても意外。

ここでまた1位に!
「世界中」とまではいかなくとも、これを「ヨーロッパ中」と読み替えれば、ある程度当たっていますね。

結果的に、これはかなり未来を予言していました
というのも、私の上と下にいる同級生は共に、本当に中学・高校の教師になりました

【六年=高校三年】

またまた出てきました、このカテゴリーに・・
今度は注釈付きではありません。
「マニアック」あるいは「オタッキー」などと形容されることに関して、私自身、是非とも言っておきたいことがあるので、それについてはまた別の記事で書くことにします。

僅差で2位。
高二のときはこのカテゴリーがなく、もしあったとしても直前に演奏活動を長期にわたって休んだことがあったために、ランキング外だった可能性が高いです。

ここで1位。
いろんな解釈があるとは思いますが、ここは変に穿鑿せず、ただ素直にポジティブな意味で選んでいただいたと、信じておきます。

またしても1位
40になるまであと少しなのに、とてもなれそうにはありません・・
社長や総理大臣と同じく、期待に沿えなくて申し訳ないです。

(この際、宝くじでも買うか・・)

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以下は番外編、というか「結晶」で他に私の名があった箇所。

二年(=中学二年)のときの他己紹介。

名前の漢字、派手に間違えられてます。
龍の右下の横線も、正しくは三本です。
それはそうとして、「バイオリンがうまい」というのは、いったいどういうわけ?

三年(=中学三年)のときの「好きなものは?」という質問に、
自分はこのように答えていました。

和菓子好きは、今でも変わらず・・というより海外在住になってからますます好き度がアップしています。
似顔絵の上手い同級生がいて、全員分書いてくれました。
ちなみに、私をこのあだ名で呼ぶ人は、まず中高時代の仲間に限られています。

卒業を間近に控えた六年生時には、私の欄はこのようになっています。

特に自己紹介のイラストにおいて、いろいろと突っ込みどころのある楽譜を書いています

②は将来の夢。これもヨーロッパに関しては結構な範囲で達成したように思います。

③は好きなもの。食べ物に限定されていなかったはずなのにわざわざ奈良漬とは、地元愛に溢れていますね
せっかくですから、このお店の公式サイトを貼っておきましょう。

➃は特技。こちらはお手玉というより、ジャグリング
確かに、この頃は得意だったかもしれないですが、今ではもうめっきり、
できなくなりました。

上のアンケートのように、社長・総理大臣そして億万長者を目指すなら、この頃から自分の周りにいる不特定多数の人々を手玉にとるくらいの才覚が、備わっていてほしかったです。


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