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私は、石田ゆり子さんみたいな、丁寧な女性になりたい。

2021/8/18 読書記録no.47「Lily ー日々のカケラー」石田ゆり子

今日は、この本を読みました。本というより、エッセイですね。始業前に少し、お昼の休憩時間に少し、そして終業後に残りの分を。

読み終わって、やっぱり素敵な方だなって思いました。

ドラマや映画を見るのが好きだから、もちろん好きな俳優さんや女優さんは沢山います。その中でも、真っ先に頭に浮かぶのはこの方。

私は密かに、石田ゆり子さんみたいな50代になりたいって思っています。「綺麗だから」というのはありきたりすぎますが、もちろんそれもあります。ただ、この方が醸し出すふんわりとした空気感や飾らない柔らかさ、そしてどことなく少女のような可愛らしい笑顔、そういう所にとても惹かれるんです。

この本には、そんな柔らかい部分と、きっと心の中にある強い部分が、しっかりと描かれています。今日は、こちらの本について書いていきます。


おうちの中へ。

実際のお家が紹介されています。海外で買った小物やお皿、蚤の市で見つけた小さめの椅子、運命的に出会った犬の置き物。

どれも個性的で、ちょっと癖があって、カラフルなものばかり。おうちで蚤の市が開かれてるみたいな、写真だけでそう感じました。こういうお家、大好きです。可愛い。

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本の中で、最近話題のミニマリストにはなれない!と言っています。ただただ好きで集まってきたものばかりだから、と。

私も絶対、ミニマリストにはなれないです。笑 感覚としてはゆり子さんに似てると思います。どうしても集めてしまう。綺麗で生活感も何もない部屋より、少し散らかっている方が落ち着きます。自分の部屋は、自分の好きなもので溢れさせたいですね。

いろんなものが、居心地良さそうに、楽しそうに暮らしている部屋。それが私の目指す部屋です。(本編P23)

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ゆり子さん得意のレシピも、写真に添えて作り方も細かく書かれていました。油淋鶏が得意みたいです。十八番って書かれてありました。美味しそうだなぁ。今度、真似して作ってみようかな。

好きなもの、好きなこと、家族(ペット)のこと、お世話になった人のこと、生活のこと、沢山書かれていました。すごく丁寧に、優しい言葉で、ふんだんに。


個人的、好きなページ。

私が個人的に好きなページがありました。

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一輪だけ花を買う、というもの。

花のようなひとに憧れます。ただそこに居るだけでふわりと周りを幸せにしてしまうような。たくさん買いたいけれど、そこをグッと我慢して、一輪だけ選ぶのがわたしは1番好きです。徐々に咲いていく様子をじっくりゆっくり観察しながら、至福の数日間を過ごします。忙しくても、一輪だけならじっくりとその美しさに向き合えるでしょ?(本編P40)

大きなピンク色のサランキュラスに鼻を近づけるゆり子さんも可愛いし、一輪の花にこだわる理由も素敵で、このページはお気に入りです。

私も、明日、一輪だけお花買いに行こうかな。今の季節は、やっぱり向日葵かな。


私へのエール、に聞こえた気がした。

本の終盤、こんな文章が書かれてありました。

人はその人が「想像した通り」になると、わたしは信じているんです。だから、悪いイメージを持たないでほしいなと思います。ピンク色の空気を吸っているイメージを持つといいそうですよ。薄いピンクって見ているだけで幸せになるでしょう?
現実は厳しいかもしれないけど、若さは可能性の塊ですから。自分の足で歩いて、世界を見て、いろんな人と話して、様々な実体験をたくさんしてほしいなと思います。楽しいことは山ほどあるから!腐らないでほしい。若い人たちが人生に果敢に向き合ってる様子を見て、私たちは元気をもらうから、ってなんだかわたし、おばさんみたいかな?笑

ゆり子さんも、若い時大変なことが沢山あったそうです。全ては分かりませんが、この本を読んで初めて知ったこともありました。でも、本の中に「20代は辛いかもしれないけど、30から楽しくなるよ!」って書かれています。


確かに、私はまだ足掻いて足掻いて、足元をバタバタと忙しなく動かしてる。楽しい!というよりも、苦しいとか辛いとか、ネガティブな感情が生まれることが多いです。今の現状を抜け出したくて、もっとこうしたい、こんな風になりたい、そういう理想ばかりが大きくなって、今の自分が置いてけぼりになってる、そんな感覚になることがあります。

でも、今しかできないことがある。未来ばかり見たり、周りを羨ましく思うのではなくて、人生史上1番若い今の私だから出来ることがあるんじゃないかな、そんな風に思わせてくれました。

自分の足で歩いて、沢山の世界を見て、いろんな人と話をして、様々なものに触れる。ある方も同じことを言ってました。まず動け、と。

若さゆえの悩みは尽きないけど、ゆり子さんからエールを貰ったので、もっと頑張れる気がします。


丁寧な暮らし。

昨日の弥太郎さんもそうですが、私はきっと丁寧な暮らしをしている人に憧れるんだと思います。

コーヒーを丁寧に淹れる、お茶を丁寧に淹れる、ペンとノートに日々の記録を残してみる、ちょっとした料理でもお皿にこだわってみる、ペットと寄り添って戯れてみる、そして一輪の花を愛してみる。

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私も、弥太郎さんみたいな、ゆり子さんみたいな、何に対しても温かさを持った柔らかい人になりたい。

2日連続になりましたが、忙しなく流れる日々の中で丁寧に暮らす大切さを、改めて知ることが出来ました。


おりょう☺︎

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