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終電後に恋に落ちた2人の、忘れられない5年間。

2021/2/21 映画記録no.26「花束みたいな恋をした」

先週、地元の宮崎に帰った時、
ゆっくりする時間ができたので、フラーっと映画館に行きました。

この作品は、結構前に広告だったり、予告編だったり、
チラシを見ていたので見てみたいな…と思っていました。
まず、手に取ったチラシが好きすぎて、可愛くて、
多分3ヶ月前くらいに貰ったものだけど、今も部屋に飾っています。

色味というか、配置というか、文字のフォントや、
なんか全てが好みだったので、思わず。

こんな広告、いつか作りたいな〜と密かに思っております。笑

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ストーリー

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東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った
山音麦(菅田将暉)と 八谷絹(有村架純)。
好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、
あっという間に恋に落ちた麦と絹は、
大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。
近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、
渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、
日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。
まばゆいほどの煌めきと、
胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、
唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。
最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語。

あと、麦が描く、イラスト。
シンプルだけど、シンプルなのがいい。可愛い。

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作品を見て。

脚本家・坂本さんが描く空気感が素敵で、
主演の菅田くんと架純ちゃんが演じる2人が自然すぎて、
その世界観に、グッと引き込まれました。

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好きなことが一緒で、思っているや考えていることが一緒で、
何気なくやっている習慣が一緒で、
そんな共通点に溢れた男女が「恋」に落ちて、
「恋」に奮闘して、「恋」にズレが出てきて、
同じことが多かったからこそ、段々と離れていきます。

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本編では、
大学生で出会って、社会に出て、働いて、
大人になった2人が描かれていますが、
学生の頃とは違って、大人になると
「働く」とか、
「お金」とか、
「結婚」とか、
「生活」とか、
いろんなものが背中に乗っかっていって。

映画ドラマでよくある、主人公が海外に行ったり、急に亡くなったり、
そういう特別な展開は一切なく、
いたって「普通」の内容だから、
刺さるものがあるというか、共感がたくさん生まれているのだと思います。

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タイトルに「花束」が使われていますが、
一つ一つの思い出をお花一つ一つに例えていて、
その花を手に取って、手の中に集めて、
そして、それが時間をかけて「花束」になっていくのか…
と、少し冷たくなったミルクティーを飲みながら思いました。


もはや自虐のようになっていますが、
私はほとんど恋愛経験がないので、
妄想というか、想像というか、空想の世界にはなりますが、
きっと、世の中の恋人たちが少なからず、
この映画みたいな経験をして、
いろんな思いを胸に抱えて、その時間を乗り越えてきたんだろうなって、
そうなんだろうなって、思います。

この映画を見たとき、
私は1番後ろの席で見ていたのですが、
平日のお昼間、前に座っているお客さんは、カップルだらけでした。
多分、大学生くらいの人たちが5組ほど。
あと、私の隣の隣くらいに、女性が1人座ってました。

カップルで見に行って、
映画館を出て、どんな話をするんだろう…と素直に思いましたね。

よかったね、って言うのかな。
別れちゃったね、って言うのかな。
それとも、可愛かったとか、カッコよかったとか、
そういう映画の内容とは別のことでも、話すんだろうか…


こんな恋愛がしたい!、とかそんな無理難題は願わないから、
いつか、この2人みたいに、
考えていることが一緒で、好きなものも一緒で、
無意識にしている習慣までも一緒で、
いつか、こういう人に会ってみたいな、と思いました。

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(終電でも、逃してみるか…)単純。笑

映画あるあるの「王子様!キラッ!」みたいなのが苦手な人とか、
私みたいに恋愛が苦手な人とか、
小さなキュンを求めている人とか、
そういう人に見て欲しいかな、と思います。

やっぱり、映画が好きだ。
来月は、何を見に行こうかしら。ふふふ。


おりょう☺︎






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