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『ぜんぶ、すてれば』のページを閉じて

2022/1/9 読書記録no.65「個の時代に、必要なこと」

新しい年を迎えて、今年1冊目に読み始めた本です。Kindleでオススメされていた本で、斬新なタイトルが気になって読んでみることにしました。

読んでよかった。
感想としては、この一言に尽きます。

これからの時代、1人の人間として「個」として生きていくために、とても大事なことが沢山書かれてありました。私の中にグサグサと刺さるものがあり、読書ノートのペンは止まりませんでした。

今日は、この本を読んだ感想についてまとめていきたいと思います。


心に残った文章

何も持たないからこそ、過去に縛られず、未来に悩まず、今日を大切に生きることができる。
今日の自分を妨げるものは全部捨てて、颯爽と軽やかに、歩いて行こうじゃありませんか。
始まる勇気と同じくらい、大事なのは“やめる勇気”。やめどきは、「頑張りすぎている」と気づいた時。
この世界に必要になるのは、安定を求める心ではなく、変化に対応する力。冷たい風を一瞬感じて立ち止まる力。そして、足先の方向をクルッと変えて、また颯爽と歩き出す力。変化に強い自分を鍛えていく。
“個”の時代。世界という舞台で渡り歩いていくには、自分を主語にして意思を決め、行動できる資質が不可欠。
別れは、前向きな未来のためのスタートライン。
大事なのは、すでに起こったことではなく、未来について考える時間を多く取ること。
どんな過去を歩んできたかには、あまり興味がない。これから先どう歩むかによって、人はいくらでも変わるのだから、過去を評価しても何にもならない。
身軽な自分をキープすれば、余白が生まれて、常に新しいものが入ってくる。そんな毎日の方が楽しい。
未来を良くするための時間に、僕はエネルギーを費やしていきたい。
形ないものをどれだけ残せるか。それがきっと、人としての力量というもの。


ページを閉じて

著者の中野さんという方、いろんな経歴を持っていて、素晴らしい肩書きを持っているのにも関わらず、とても素敵なお人柄なんだと文章を通して知ることができました。

中野さんには、長年出版の依頼があったそうですが、ずっと断ってきたと書かれてありました。仕事のノウハウのことを書いてください、と言われることがほとんどだったからだそうです。

でも、この本の執筆を依頼された時、やはりこの斬新なタイトルに惹かれて依頼を承諾したそう。中野さんが考えていること、それを書いて欲しい、とのことでした。

この本には、中野さんと関係がある方々が書かれたページがあります。その方から見て中野さんとはどういう人なのか、具体的なエピソードとともに記されていました。

それらを読んで、中野さんという方はとことん「人たらし」もちろん、“いい意味で”です。笑

こんな方が上司だったら、もし一緒にお仕事ができるなら、なんて想像するだけで、ワクワクする自分がいました。でも、そんな奇跡みたいなことは滅多に起きないから、中野さんを真似て、こういうふうに仕事をしていこう!と思いました。と同時に、私がそんな風に思われる人になりたい、ともお恥ずかしいながら思いました。

年明け初め、この本を1冊目に選んで本当に良かったです。学びが沢山、幸先がいいスタートになった気がします。

気になる方は、ぜひ。


おりょう☺︎

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