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バーに「ピノ」を買って持ってきてしまった部下への対応

土曜日は40人規模でヘルスケア系の交流会参加の為、大阪へ。
先週、この主催者である社長が名古屋へ来ていただいたのでそのお礼も兼ねて。先週の記事はこちら↓


私は大学の後輩と参加。後輩って言ってもひと回り違う後輩。
彼は医師、大きな病院で働いている。
医師という仕事はやりがいがあると思うし、これから死ぬまで収入面として正直安泰だと思う。
だからこそ別の世界も見てみたい、という思いを持った天邪鬼で面白い後輩です。

交流会では1分間のピッチ大会もあり、私も後輩も皆さんの前で話をさせてもらった。
後輩なんて主催者の配慮とイジリも兼ねて2回発表させてもらっていました。

さて、2次会。
社長と運営メンバー、そして私と後輩、総勢10名程度で近くのバーへ。
10名で座れるソファ席を確保、皆で詰めて座る。
ドリンクを注文ししばらく談笑。
社長が全体を回す。
なかなか10人を回すのは大変だけどさすがのトーク力だと思う。

すると運営メンバーが2人、遅れて到着。
そのメンバーはメンバーの中で年齢も実力も上位。
年齢と実力があるのに、道化師のようなキャラクターで周りを楽しませる30代後半お茶目男子。
その彼がタバコをコンビニで買ってきたついでに「ピノ」を買ってきていた。
たぶんアイスが食べたかったのでみんな食べようか、的な皆への優しさ&ピノ買ってきたのかい!という小ボケの意味も込めての行動だと思う。
しかし、社長がすぐに反応。
「ピノあかんて。マナー違反やから」
確かにそうだ、バーに飲食物も持ち込むのは禁止の店も多いだろうし、確かにそもそもマナー違反。
ムスッとした表情のピノを買ってきたメンバー。

「外で食べて来や」
「いや大丈夫です」
和やかな場だったのが少しだけピリついてきたような印象。
買ってきてしまったピノ、しかしこの場では食べられない。
時間が経てばたつほどピノは溶けていく。
溶けてしまったものを後から処分するのか、誰かが外でピノを食べるのか、この2択しかない。
とはいえ、ピノが溶けるのを会が終わるまで待つって全体的に気持ちが悪い。
「ピノが可哀そうやん」
社長が主語をピノにして説得をする。
なかなか動かない彼。
「よし、一緒に外へ行こう。俺がピノを食べたかったんや。買ってきてくれてありがとう」
その社長がピノを買ってきたメンバーを連れ出して外へ。

なかなか出来ない行動だと思いますね。
「本当にピノはダメだから外で食べてきて」
ということを命令し、しぶしぶ食べに行かせ、収束させようとする、これは出来るだろう。
でもせっかくの会の雰囲気がある。
スタートからなんか気まずいムードで始めるのもつらい。
それを
「俺が食べたいので一緒に外へ来てくれ」
この言葉をチョイスするのが秀逸。
場の雰囲気もピノも守られたフレーズだった。
その会は1時ころまで続く。
その社長は珍しく0時ころからお店で座りながら寝ていた。
周りのメンバーも目にはクマが。
ベンチャー企業、遅くまで皆働いているのだろう。
私は泊りだったので朝まで行っても良い準備をしていたもののそこで皆さんとは解散。
後輩と共にホテルまでタクシーを使えば10分程度だが、せっかくの大阪街なので歩く。

一瞬の判断で成果が変わる。本当に2次会のピノ事件は学びが深かった。
その話を酒のつまみにもう1件だけ後輩の彼と一緒し、ホテル戻り3時。
いろんな学びがある一日でした。

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