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久しぶりの介護施設見学

東京にて、
あの人見たことあるけど誰だっけ…
知り合いかな…
いや芸能人かな…
うーん分からないけど見たことある…
あっ、分かった、よくインスタの動画で勝手に上がってくる部下にいじられる系の社長さんだ、という出会いを出張中にした報告です、皆さんおはようございます。

東京の展示会の後、その参加者の社長のお誘いで、関東圏にある施設を見学しにいくことに。
コロナ禍という事もあって施設見学って5年くらい行ってないんじゃないかというくらい久しぶり。

今回見学させていただいた施設はサ高住と特養と老健が広大な敷地に建っている。
サ高住と言えばマンション型が一般的だが、その施設は1件家が20~30棟建っている珍しいタイプ。
食堂やクリニック、訪問介護や看護が併設されており、まさしく小さな村のようなものになっていた。
当然、大きな敷地内の老健のデイケアに通う事も出来る。
部屋は非常におしゃれ、共用部の天井は高く、そこでは出張ネイルサロンが開催されていた。

部屋が固まっていないのでスタッフが大変なのではないか、とどうしてもオペレーションが気になってしまう私。
スタッフさんに質問してみると
「自立もしくは要支援の方が多いですからね、あと、自由さをウリにしていますのでスタッフが過介入することはありませんので」
そうだよな、介護施設ではなく住宅なんだよな、スタッフが監視しなければならないという事ではないんだよな。

共用部には様々なパンフレットが置かれている。
マッサージや物販だけではなく、お葬式やお墓のパンフレットもある。
介護施設では絶対見ない光景。
でも絶対必要なパンフレットだと思う。

同法人が経営する隣の老人保健施設も見学させてもらった。
老健は15年くらい前に開設されたという。
建物は少し古さを感じるがエントランスであったり壁であったりカーペットであったり、随所におしゃれなこだわりを感じる。

事務長に入口で法人の説明を受ける。
約30か所の施設を展開している社会福祉法人とのこと。
大きいね、非常に大きい法人だ。
スタッフの教育も行き届いており、見学者である我々には気持ちの良い挨拶をしてくださるスタッフばかり。

流石である。

デイケアのフロアを見学する。
リハ職が個別でトレーニングをしている。
懐かしいな、15年くらい昔、私もやっていたな、そんなことを思い返す。

何やら見覚えがある帳票が目に入る。
利用者の名前と時間が書いてある。
あっ、これで利用者の順番を決めているんだ、その横にカルテのようなものが。
スタッフが実施内容を書いている。
書いている?
手書きである。
この光景は15年前私が実施していた時と全く一緒だぞ。

パンフレットをいただいた。
1枚見開きのキレイなパンフレットの中には何年も前に誰かがエクセルで作ったものを数字だけ毎回変えているような色褪せた料金表が。

介護現場のIT化、進んでいると思っていたが、このクラスの法人でも現場のオペレーションの細部まで改善が進んでいないのだ。

このような問題点は経営者と話していても分からない。
課題にすら挙がらないだろう。
大きくなればなるほど変えづらくなるのかもしれないけどね。

手書きの方が早い、IT化しても使いきれない、そんな現場の声があるのだろう。

皆、今スマホ使っていますよね?
最初は何だか分からなかったですよね?
今、スマホ無しで生活できますか?

今回の見学では本当に発見が多かった。
やはり現場を見ることが大切である。

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