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ミャンマー出張記③
前回からの続き。前回の記事はこちら↓
さて、現地時間21時ころ、空港を出発しホテルに向かう。
ホテルに向かう途中に中華料理屋で夕食を取ることに。
車を降り、そこでミャンマーに来たのだなと改めて実感するものを発見する。
そう、犬。
首輪がついていない大きな犬がウロウロ何頭も歩いています。
犬が大の苦手な私。
「ミャンマーの犬は襲ってこないから大丈夫だよ」
現地に住んでいる山さんの話によると、動物愛護の文化があり、人は犬に優しくするので犬も人を襲ってこないとのこと。
因果応報。
大切にしないと大切にされない、人間関係も一緒だね。
夕食を食べ、ホテルへ。
ミャンマーでトップクラスのホテルへ宿泊。
トップクラスのホテルは日本もミャンマーも変わらない、部屋にいるとミャンマーにいることすら忘れる。
部屋にいて日本が恋しくなるのはトイレの際だけ。
トップクラスのホテルだけどウォシュレットが無いのが残念。
さて、次の日はミャンマーの日本語学校へ。
学校のすぐ近くの喫茶店的な店で1杯10円くらいのチャイを飲み、教室へ。
山さんはその学校で日本語を教えているのでその授業の特別講師として我々3人が参加。
30人くらいの生徒、山さんは18歳~25歳くらいと言っていたが皆非常に幼く見える。
一見、中学生?高校生に見える。
このクラスは日本での就職が決まっている子たちばかりであり、簡単な日本語での会話は可能。
今回の授業は「日本の社長に聞いてみたいこと」という事でクラスを3チームに分け、それぞれの社長に事前に考えてきた質問をしてみるという授業。
私はCチームのクラスへ入る。
「きりつ、きょうはよろしくおねがいいたします」
日本的な挨拶で授業スタート。
「しゃちょうのなまえはなんですか?」
私が自己紹介をする間もなく、一つ目の質問からスタート。
ミンガラパーなどミャンマー語の挨拶を必死でググって調べておいたが使う場面無し。
次々に質問が来る。
「なぜしゃちょうになろうとしたんですか?」
なぜ、なぜかといきなり質問されても…、しかも難しい単語を使っても伝わらないし、短く簡潔に答える必要がある。
「自分の力で挑戦しようと思ったからです」
私が発言するとノートに一生懸命書き込む生徒たち。
簡単な単語で完結に答える、難しいね。
こちらの勉強に非常になる。
また、質問する生徒も聞いている生徒も皆キラキラした目をしているね。
全員が日本で働くという自分の夢、そして家族の期待を背負い、真っすぐに向き合っている。
「きものとゆかたのちがいはなんですか?」
なんだその質問、というか着物と浴衣の違いって何?
「厚さですね!」
ホントか?
あってるのか?
ミャンマーの子たち、一生懸命ノートに書いちゃっているぞ。
最後に男の子が手を挙げる。
「いままでなんにんのおんなのことつきあいましたか?」
なかなか攻めてきたなー、この子。
でもこの手の質問をしたとき、周りの生徒も皆ニヤニヤ笑っている。
こういう話が好きなのは万国共通なのかもしれないね。
付き合うの定義をどう定めるか…など日本の生徒ではないので難しいことを考えて回答してはいけない。
「3人ですね!」
「Really?」的な英語が聞こえた。
嘘つくなよ社長、といったツッコミをいただき、皆のノートに「しみずは3人」と書きこまれていった。
次回に続く。
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