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コンフォートゾーンから1歩外へ出るキッカケを強制的に作る

土日で提携している会社の社員旅行へ参加。
バスを貸し切り30名ほどで北陸へ。
「一流の旅館で一流のおもてなしを体験しよう」
というこの社員旅行のテーマ、参加させてもらうのは今年が初めてであったが非常に学びが深い2日間になった。

旅館に着くとズラッと並んだ着物を着たスタッフがキレイに整列しお出迎え。
広い部屋へ案内いただき大きなお風呂へ。
お風呂の中でエレベータがあるくらい広いお風呂。
汗と疲れを流した後はテレビで出てきそうな大きな宴会場。
美味しい料理とおもてなしを堪能しカラオケへ。
旅館内のカラオケスペースを貸し切る。

夜遅くまで語り合い、睡眠時間短めで朝を迎える。

朝食を食べ、再びバスへ。
バスの最後部の席には私とその会社の社長が座る。
バスの中では社長の教育論を聴くことが出来た。

「息子が6年生、前の奥さんとの子供だから一緒に住んでいないんだけどね。去年息子がいじめられているという話を前の奥さんから聞いた。それから自分なりにどういう子がいじめられるのかを考えて見た。シンプルに考えると海外旅行に行った国数が多い人って明るい人ばかり。行動力があり適応力もあるからビジネスでも積極的にチャレンジする人が多く、病んだりすることがない。
こういう人って子供の頃何をしていたんだろうというと、いろんな経験を積んでいたんだと思う。いろんな経験をしろと言ってもやったことが無いことをやろうと皆、しない。とすると、強制的にもそういう機会を作った方がいいんじゃないかと考えた。
それで昨年夏、沖縄へ男2人旅をした。
パラグライダー、スキューバ、ゴルフなどいろんなアクティビティを詰めまくった。スキューバとかやったこと俺もなかったけどね。
これがポイントで自分もやったことが無いことを一緒に挑戦してみるというのがいいんだと思う。
俺が楽しそうだと思うから一緒にやってくれというメッセージになり、自分がやりたくなくてもお父さんがやりたいっていうから仕方ないな、これがキッカケでいい。
キッカケをいくつも作ってあげることが親の役割かな。
息子のいろんなアクティビティの経験値が0のものを1にする。
そこから2にするのか10にするのか1のままなのかは息子次第。
いろんな経験をしていると知識や情報が増え、トーク力が増す。
楽しみも増えるので明るくなる。
そうすると自然と友達の中で人気者になる。
人気者になるといじめられなくなるって話。
昨年夏沖縄、冬は北海道、今年ももう1回沖縄に行ってみるんだけどね」

なるほどなるほど、本当にこの社長の話は沁みるね。
この社長は本能的に施策をやっているように見られがちだが、非常に緻密。
自分で仮設を立て実行し検証し修正している。

「息子の教育も社員教育も一緒だよね、一流の旅館やホテルで社員旅行やっているのもその理由」

そうだよね、なかなか自分達だけでは選択しないクラスの旅館、この経験が出来ることで行動変容するかもしれない。
「でも来年はボロボロの旅館でやってみようかな、逆に皆、経験したことがないくらいボロボロの旅館で笑」

結局、自分のコンフォートゾーン、ここから出ない人が多い。
コンフォートゾーンから一歩でるきっかけを強制的に与えて見る、このきっかけは親とか社長とかある種権限がある人しか難しい、という事だね。

でも絶対に忘れてはいけないのは
「自分も一緒に楽しむ」
という事だね!

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