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経営セミナー受講記⑪~自分の感情をまず受け止める~

昨日の続き、昨日の記事はこちら↓

自分自身を内観していくうえで最初に指導員の方と会った面談が印象的。

私は自分の話を聞いてもらうのは苦手、自分の気持ちや過去の話を面白おかしく他人に話したり書いたりすることはあっても他人からこじ開けられるのは本当に苦手、というか嫌だった。

その為、その指導員の方が来られる日はソワソワしていた。
法に触れるような悪いことをしていないのに警察に話しかけられるとドキドキソワソワする、たぶん、ちょっとその感じに似ている。

その指導員の方は私と同い年、年齢を気にするのも私の特性かも。
年上は敬語、年下は守る、奢る、みたいな体育会系思考があるのでね。

自伝を基に私の話を掘り下げていく。
指導員の口数が多いわけではない。
むしろ私の口数が今まで以上に多いのだ。
自分も見えていない自分自身のコアな部分、そのコアな部分を守るためにいろんなことを話している私。

ペラペラ話す私に対して時折挟まれる言葉が刺さる。

私は祖父によく遊んでもらい母にも愛されて育った。
父との幼少の頃の記憶はそれほどない。
父は私よりも次男の方が好きだったとも思っている。

「それって思い込みじゃないですかね?」

指導員からの言葉。
思い込みと言えば思い込みだよな、
「好きな人が出来ました、でもあの人は私の事が好きなのではなく、佐藤君の方が好きだと思う」
これも思い込みだよね、告白しろよ!と言いたくなるね。

でも好きな人のケースと違うのは唯一無二の両親だから。
自分が親になったからこそ分かる。
愛しているという気持ちは親ならば絶対にある。表現が下手な人は大勢いるけどね。

「聞いてみてはどうですかお父さんに」
父かー私は父と2人で食事に行ったことが無い。
実家に帰った時、父と2人で晩酌をすることもあるが外食で2人お酒を酌み交わす、そういえば無かったな。

誘うのがちょっと恥ずかしい、いやだいぶ恥ずかしいぞ。

「息子さんが20歳になったら一緒に何がしたいですか?」
「そうですね、お酒を飲みたいですね」
「そうですよね」

質問が飛んできたときに指導員の方の言わんとするところは瞬時に察した。

「息子とは行きたいのに父とは行かないんだ、そんな都合よくないぞ人生は」
と指導員は言っていない。

「今、しみずさんが思っていることは自分が自分に言っている言葉で私は何も言っていないです。そこを間違えてはいけないですよ」

誰かに言われたから誰かがこうしろと思っていると思ったから、という事ではなく、
「自分はその時どう思ったのか」
が大切だという事。

私を含め、多くの人が相手の正解はなんだろうと探り、その答えを当て、褒められ、また尻尾を振る。
〇〇さんのおかげで、〇〇さんの言う通り。
これ、少し歯車が変わってくると、
〇〇さんのせいで、〇〇さんがあんなこと言ったから、に変わる。
他責思考は貴方の為にやってあげているのに、という所が根本にあると思う。

嫌だ、悔しい、ムカつく、こんな負の感情でもいい。
自分がどう思ったのか、そこをまず見る、そしてその感情をどのように消化する表現するために相手の心境を分析するのだ。

まずは自分の感情。

1枚1枚、鎧の脱ぎ捨てていったとき、最後に何があるのだろうか。

ともかく、40代は心を磨いていきますのでよろしくお願いいたします。

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