ゆく年くる年|西側による世界支配の時代は過ぎ去りつつある
2022年12月31日、師走最後の日、節気は冬至に入り10日目、日没時間が少しだけ遅くなって如月で待つ春の微笑みが目に浮かびます。明日から新年、一月の和風月名は睦月(むつき)、言葉の由来は正月に親類一同が集まる睦び(親しくする)の月です。
こんにちは、良仁です。
ゆく年の 惜しくもあるかな ます鏡 見る影さえに 暮れぬと思へば
紀貫之の気持ちが分かる年齢になりました。(笑)
10月27日、モスクワで24日から4日間開かれた第19回ヴァルダイ国際討論クラブの会合最終日に出席したプーチン大統領は演説の中で「西側による世界支配の時代は過ぎ去りつつあるが、この先は第二次世界大戦後もっとも重要で危険な10年になる。」と述べました。
理不尽なロシア批判を繰り返す西側マスコミの一方的な報道に対しては、ロシアは新時代の多極世界での覇権は主張していない。ロシアは西側に抵抗しているのではない。世界新秩序は、西側を支配するグローバリストの利己的な新植民地主義に拠るのではなく、正義の法と権利に基ずく自由で公正なものでなければならないと主張しました。
今年の漢字は米国同時多発テロ事件が起きた2001年以来2度目「戦」が選ばれました。思えば、2000年のミレニアム( 千年紀;millennium )前の1990年前後を境に起きた様々なカオス。中でも、その異常性に誰もが気付いた出来事が「1989年ベルリンの壁崩壊」「1991年ソビエト連邦の崩壊」「米国同時多発テロ事件」でした。ベルリンの壁崩壊から33年、世界196か国の中で異常な世界のシナリオを描いて実行している国際金融資本権力集団に真っ向から対峙している唯一の大国がロシアです。その戦いの理由は、ベルリンの壁の再構ではありません。民主主義の名の下で、国民を分断し、国を分断し、世界を分断するグローバリストと称する国際金融資本権力集団が築いている分断の壁を崩壊させることです。
4年前のヴァルダイ国際討論クラブの演説で、プーチン大統領が「核攻撃になれば我々は受難者として天国へと行くだろう… 敵は懺悔の時間もなく絶命する。」と述べたことについて、司会者から「我々が生き急ぐことはありませんね?」と聞かれたプーチン大統領は暫くの間沈黙しました。そして「この沈黙で効果は十分だ」と述べ会場から笑い声が聞こえました。
日本の皆さん、バイデン偽大統領とプーチン大統領のどちらにリーダーとしての良識を感じますか?哲学の無い指導者は国のため国民のためではなく己の煩悩のためにしか生きることができません。
多くの日本人は哲学の無いマスコミ報道を鵜吞みにして、ロシアがウクライナを侵略していると言います。私はウクライナの国家主権と国民を守れるのは米国のバイデンではなくロシアのプーチンだと確信しています。
西側による世界支配の時代は過ぎ去りつつあるが、この先は第二次世界大戦後もっとも重要で危険な10年になる。
プーチン大統領の言葉の通り、人類は今まさに分水嶺に立っています。プーチン大統領とトランプ大統領の二人の指導者によって、15世紀半ば大航海時代に始まり英国植民地支配、産業革命、アングロサクソン金融誕生、英米型資本主義誕生、国際金融資本権力集団の世界支配と進んだ物質文明近代史は新たなる変革の時代へ舵を切ろうとしています。
人類の航海の行く先が明るい希望に満ちた世界になるかどうかの分水嶺。
ロシア・ウクライナ戦争が短期間の内に終結するか否か
2024年米国大統領選挙が公正に行われるか否か
そう考えれば、2023年は国際金融資本権力集団の犯罪が暴かれて裁かれる年になるのが必然です。そうなることを祈り2022年の投稿を終えたいと思います。
皆様の新しい年のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。
André Rieu - Auld Lang Syne
Auld lang syne