仕事量は相対的

平均的なコンビニ店舗に比べて、スタッフの生産性が半分のお店(B店)があったとする。

客数が1時間に20人前後のアイドルタイムに、スタッフ二人がくっついておしゃべりをしならがら、フェイスアップやタバコの補充など、急ぎではない作業をゆっくりやっているようなお店だ。

あなたは、新任の店長としてやってきて、なんとかしなければならないと思っている。

テコ入れすべき箇所を洗い出して、暇そうにしているスタッフに、次々と指示を出していくだろう。

そんな時にあなたは、次のように思うかもしれない。

「これまでが異常だったのだ。自分は普通のコンビニ並みに、みんなに普通に働いて欲しいだけなのだ。あんな仕事観が身についてしまったら、みんなの将来にとって絶対に良くない。みんなも分かってくれるはずだ」

私の体感からすると、そのように前向きにとらえてくれるスタッフは、多くて3分の1くらいだろう。
(B店のような状況なら、10人に1人くらいかもしれない)

「まあ、しかたないか」と思って、黙って従ってくれるスタッフも、3分1くらい。

そして、残りの3分の1は、不当に仕事を増やされたと感じて、不満をためていっていることだろう。

「時給は変わらないのに、あの店長が来てから、急に仕事を増やされた。私たちに仕事を押しつけて、自分はずっとバックルームに居て、何もしないでいる。搾取だ。パワハラだ。もっと割のいい仕事を探そう。あの店長は、シフトを出すのも遅いし、ひいきするし、服はダサイし、臭いし……」

あくまでも、これまでの待遇が基準になっているのだ。

始めが肝心、という気持ちは分かるが、下記のリンクも読んでもらって、計画的に変革をすすめるべきだ。



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