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【地域で輝く学生 vol.6】関西学院大学 ~「丹波篠山市後川地区での農業による地域活性化!」と「尼崎市の魅力発掘と発信でイメージ向上!」~

 関西学院大学 経済学部 栗田研究会では、開発経済学を専門とし、発展途上国の貧困問題や観光開発、人材育成などの研究に打ち込みながら、日本国内では伝統芸能や森林保全、過疎地の農業、障がい者介護、小中学生・外国籍の子ども達の教育問題やホームレス等、幅広い切り口から国内外で活動しています。
 また、海外への渡航調査として、これまでもアフリカやアジア各国に約一ヶ月間のフィールド調査を行った実績もあり、今年は、マダガスカル、セネガル、ケニア、カンボジア、ベトナムなどでの調査を行いながら現地の子供たちへオリジナルの絵本や教科書を届けたり、バリ島でインターンシップを行ったりしています。
 そんな多くの活動を行う栗田研究会から、兵庫県内の地域活性化にかかわる「丹波篠山市後川(しつかわ)地区での農業による地域活性化事業」と「尼崎市の魅力発掘と発信でイメージ向上事業」の2つの事業について、紹介します。

「地域を超えて、世代を超えて 〜農業で後川と人々を繋ぐ〜」

 一つ目は、兵庫県丹波篠山市後川(しつかわ)地区での取り組みです。 
 兵庫県丹波篠山市後川地区にて、農地を借り、活動を行っています。栗田研究会の学生が農業を行い、その様子をYouTube やInstagramなどで発信することで、後川地区の魅力を届けたいという想いから、SNSでの発信にも力を入れています。

野菜を通した関わり

農家の方に協力・指導いただきながら夏野菜をはじめ、さつまいも、かぼちゃ、スイカを育てています。栗田研究会のメンバー自身が手間暇をかけて野菜を育てることは大変ではありながらも、とても楽しんで、野菜大きくなる姿をみて「うれしいなー」とうっとり眺めています。育てた野菜はフリーマーケットで販売したり、後川地区のイベントで焼き芋にして販売したりと、野菜を通した関わりを楽しんでいます。

後川での農業の風景

地元の人と過ごす楽しい時間 

 後川地区のイベントにも参加し、後川地区のイベントのグラウンドゴルフ大会では、地域の子どもからお年寄り、そして、栗田研究会の学生が参加し、世代、地域を超えて一緒にグランドゴルフを楽しみました。一緒に参加した方からは、「久しぶりに、学生と話すことができたし、みんなで活動ができてとても嬉しかった」、「子どもたちも遊んでくれる学生が来てくれて喜んでいる」という嬉しいお言葉もありました。

グラウンドゴルフ大会の様子


 
自分達で育てた焼き芋を「美味しい」「よく育てた」と褒めていただき、とても温かい気持ちになりました。今後も、農業を通して、関わりを広げていき、後川地域の方と一緒に活動できる機会を増やしていきます。

自分たちで栽培した焼き芋を販売

尼崎をあま~く

 2つ目は、兵庫県尼崎市での活動です。
 尼崎と聞いて皆さんはどのような印象を持たれるでしょうか。「治安やガラがあまり良くない」といった“苦い”印象を持つ人も多いかも知れません。
 しかし、実際には尼崎はまだまだ知られていない魅力がたくさん詰まった地域です。そのような尼崎の魅力をさまざまな形で発信し、尼崎の印象を“甘い”ものに変えるのが「甘尼」の活動です。

尼崎の魅力を学生が発信!

 具体的に「甘尼」の活動では尼崎の魅力を詰め込んだ雑誌作成を行なっています。その特集内容は多岐に渡り、今までに「和菓子」「伝統野菜」「伝統企業」「飲食店」「朝活」といった内容の雑誌を発刊してきました。(この事業は、兵庫県阪神南県民センターから「大学生による地域活性化支援事業」に採択されています。) 私たちが行う取材は、「人」に注目しているため、出来上がる記事は尼崎の「人」の温かさや情熱を感じられるものとなっています。店主さんの、職人さんの、社長さんの、その仕事に就かれるまでの経緯や、現在のモチベーション、また尼崎にかける想いを深堀しています。

雑誌を手に取るゼミ生


 現在は、「ラーメン特集」の取材を行なっており、尼崎のラーメンを楽しみながら、店主さんのおもしろいお話を聞かせていただいています。
 また雑誌作成以外にも、尼崎でのイベントの実施やあまがさき観光局さんとのコラボなど、活動の幅を広げています。「甘尼」の活動を通して、私たちが1番尼崎の魅力を肌で感じることができています。今後も私たちが感じた尼崎の魅力を様々な形で、一人でも多くの人に伝えていきます。

阪神電鉄尼崎駅前でのイベントの様子

以上

寄稿・問い合わせ先:
関西学院大学 研究推進社会連携機構 社会連携センター
kgshakairenkei@kwansei.ac.jp