ドラゴンクエストビルダーズ2をクリアして、人生というクソゲーをレビューする。
先日、ドラゴンクエストビルダーズ2をクリアしました。約150時間、楽しみました。
私がこの時間を費やし、伝えたいのは3つです。
「山を登りたければ、後ろに山を作れ」
「山を登り切ったあとは、振り返り自画自賛」
「5合目に忘れた荷物は取りに行かない」
なお、登山の経験は無い。
山を登りたければ、後ろに山を作る
今作、ドラゴンクエストシリーズの世界感ではあるのですが、ゲーム性や楽しむポイントは、まるで違います。
いくつかの広大なステージがあり、さまざまな工具や材料を見つけては、それを加工して、お店や、家具や、兵器を作ったりできます。そして、丹精込めて作ったそれらを、ことごとく破壊できます。
作中、破壊神が重要なキャラクターとして登場するのですが、そいつの何百倍も破壊をしてきました。何時間もかけて作った建物を、畑を、城を、街を、破壊しまくりました。理由は、改めて素材を集めに行くのが面倒くさいからです。
人はめんどくさいと、すぐ破壊をします。モノを壊してしまった経験を思い出せば、不注意があったでしょう。不注意とは注意することをめんどくさがった結果です。夫婦関係などの人間関係もそうです、歩み寄る努力がめんどくさかったのでしょう。戦争などの破壊行為がなくならないのも、交渉するよりもその方が効率が良いから破壊しようなのだと。
一方、不注意を起こさないの人は、不注意の結果、よりめんどくさいことになると思っているからです。離婚しない夫婦は、離婚したらもっとめんどくさいと思っているからです。
面倒くさいものを乗り越えるには、そうしないともっと面倒くさいと思えるものをよく考え、「あっ、こっちの山を登った方が景色が良さそうだ」と、思えるようにすることなのかなと思います。
山を登り切ったあとは、振り返り自画自賛
やり込みチャレンジ、めんどくさいけど頑張りました。
まずは、設計図作成率100%。
実はクリア後に初めてこの項目を見て、すでに100%になっていました。でも100%になってたら、嬉しいんです。これって自分のふだんの生活でも応用できると思うんです。日々、生きていて、いつも目標や計画をもって過ごしているわけではないですよね。そんなふうに淡々とと過ぎていった1日を後から振り返り、それに意味を、価値を、みつける、それがとても大事だと思いました。
5合目に忘れた荷物は取りに行かない
他にもいくつかやりこみを。
部屋レシピ作成率 100%
モンスター撃破率 100%
アイテム入手率 100%
レシピ作成率 100%
一番、大変だったのは、「いなづまのけん」を手に入れることでした。
このアイテムは、ある座礁した船の中に転がっていて、知っていれば簡単に手に入るのですが、ストーリーが進むと、その場所には行けなくなり、とれなくなってしまうんです。
一応、救済措置があるのですが、その方法というのが、5分に一度出てくるハーゴンの騎士というモンスターを倒した時にごく稀に落とすんです。私は350匹倒して、ようやく手に入れました。
実は、途中一度あきらめたんです。それで「5合目に忘れた荷物は取りに行かない」と格言を残し、いかに完璧主義を抜け出し、自己満足の世界に浸れるかが大事で、機を逃すな、でも、逃したら忘れるべき、と説こうと思いました。
でも、私の完璧主義の強迫観念は予想以上に強く、この執筆中、耐えられなくなり、いなずまのけんという忘れ物を取りに30時間以上の時間をかけ、五合目まで取りに戻ってしまいました。
でも、私は自分を責めません。なぜ、責めないか、それを最後にお伝えし、締めの言葉とさせていただきます。
だって
ご静聴ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?