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スタイナート・ジャパンツアー2019《東京公演》(2019/6/8)

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『スタイナート・ジャパンツアー2019《東京公演》』に伺いました。(2019/6/8@JTアートホール・アフィニス)

スタイナート・ジャパンはチェロの谷口賢記さんが海外を拠点に活躍しているアーティストと共演する室内楽公演シリーズです。今回は、ヨーロッパで活躍中の木嶋真優さんと酒井茜さんが加わり、スリリングな演奏を繰り広げました!

ヴァイオリンの木島真優さんは2016年に上海アイザック・スターン国際ヴァイオリンコンクールで優勝。ドイツの国家演奏家資格を持ち、アシュケナージ指揮のNHK交響楽団とも共演を重ねてきました。ピアノの酒井茜さんはアルゲリッチやクレーメルといった世界的な奏者とも共演を重ね活躍しています。

プログラムはベートーヴェンのピアノ三重奏曲第5番「幽霊」、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番、ヴァインベルクのピアノ三重奏曲でした。特にショスタコーヴィチとヴァインベルクは技巧的かつ高い表現力が求められる難曲ですが、手に汗握る素晴らしい演奏でした。

ヴァインベルクでは木嶋さんの随所に見せる鋭い音や作曲された冷戦時代の背景を彷彿させる響き、谷口さんの楽器の限界に臨むかのような静と動の表現力、これらをまとめる酒井さんの緻密なピアノ演奏により、この曲が作曲された当時の空気がとてもリアルに迫ってくる思いがしました!

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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