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団子鼻のタイプ診断_私はどんな種類の団子鼻だろうか?

団子鼻とは何か?

実は‘団子鼻’という名称は正式な医学用語ではありません^^
大概‘’私の鼻は団子鼻です。‘’と言われる患者様を見ると、鼻先がぼってりして見えたり広がって見える鼻を団子鼻と呼んでいるようです。

本日は団子鼻の種類、タイプをまとめ、自家診断出来る方法を一緒にお伝え致します。

まず美容的に美しい鼻の姿から見てみましょう。

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1. 鼻先(tip)の高さ及び大きさが適度であり
2. 左右の鼻翼(ala)と顔が交わる点の間を鼻の幅(nasal base)と言いますが、         この距離も適度で、
3. 鼻翼(ala)の膨らみ具合も適度です。
4. また鼻の穴の下側の縁の幅(nasal sil)が太すぎず細すぎず適度で、
  鼻の穴(nostril)の形も楕円形で美しく全体的にも調和が取れています。

1. ぼってりした鼻先 (Bulbous tip)

団子鼻の最もありふれたタイプは鼻先がぼってりした場合です。ぼってりした鼻先の原因は大きく皮膚が厚い場合、皮下組織(主に脂肪)が多い場合と、軟骨が原因の場合に分ける事が出来ます。

下記のイメージは皮膚や皮下組織が厚い場合を図式化したものです。

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次のイメージは軟骨が大きいために鼻先がぼってりした場合を図式化したものです。鼻の軟骨の配置や方向、大きさによりぼってりして見えます。酷い場合は、鼻先が分かれた様に見える事も四角形に見える事もありますが、このような場合はboxy tipとも呼ばれます。
東洋人によく見られるタイプではなく、主に西洋人に多く現れます。

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鼻先に脂肪組織が多い場合には脂肪組織を除去し、軟骨が原因である場合には鼻先整形術を通し解決します。しかし皮膚が厚い場合には解決が容易ではありませんㅠㅠ

cf.
下記のイメージは低い鼻を表現したものですが、鼻が広がっていたりぼってりしていないのに鼻の高さが低いため、ぼってりして見える場合があります。このような場合には本当の意味での団子鼻とは言えず、鼻整形手術後、高さが高くなるとぼってり感が自然に解決出来るケースと言えます。

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2. 鼻の幅(Nasal base)が広い場合

鏡を持って鼻が始まる地点がどこなのか確認してみて下さい。この地点を左右に連結した距離が鼻の幅になるのですが、鼻の幅は目の間の距離より多少狭いのが望ましいです。目の間の距離と一緒だったりそれよりも広い場合は、鼻の幅が広い場合に該当します。このような場合は内側を切開し、縮小手術を通して解決する事が出来ます。

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3. 鼻翼が大きい場合 (Alar flaring)

鼻が始まる地点は目の間の距離より狭いのに、鼻の一番膨らんでいる鼻翼部分は目の間の距離より広い場合が、鼻翼が過度に膨らんでいる場合です。この場合には外側切開を通し、小鼻縮小術を行うと事で解決が可能です。

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4. 鼻の穴の形 (Nostril shape)

ときたま鼻の穴の形の矯正を希望される方がいます。

楕円形ではなかったり外側に広がっている楕円形の場合等、様々なケースがありますが
大概鼻の穴の形は鼻翼軟骨との相関関係が大きいためcese by caseで解決します。

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本日は団子鼻のタイプ、種類について紹介しました。

手術前に簡潔ではありますがご自身がどんなタイプの形態なのか簡単にチェックして見て、今後の手術計画を立てて頂けたらと思います。

linktr.ee/conopi

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