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40代ママの思春期

40代半ばにもかかわらず思春期のように「自分はこのままでいいのか」と不安に駆られることが増えました。理由は子どもたちが大きくなったから

30代のころは、仕事と子育てで時間に追われる日々でしたが、子どもの成長とともに親のサポートを必要としなくなり、どんどん手離れしていくわけです。親としてはうれしくもあり、さみしくもある。
朝夕の保育園の送迎がなくなる、お風呂もひとりではいる、寝かしつけもスムーズになる、それこそまさに「手離れ」です。つないでいた手を必要とされなくなる。そのかわり、進路・キャリアの相談やお金の準備など、サポートの方向性が変化していくわけです。

そんな手離れした時間がすこしずつ増えていき、結果、毎日の生活リズムがゆっくり感じられるようになってきました。

そして自分時間が増えてきたのです

この自分時間、30代のときにどれだけ待ち焦がれていたことか。「子どもたちが大きくなったらラクになれるかな」「自分だけの時間がほしいな」とどれだけ切望していたか。

夢にまでみた時間が40代半ばにしてようやくやってきました。そこで、書道師範の学びを15年ぶりに再開しました。武道にも興味があり合気道も通い始めました。ボランティアにも時間がさけるようになりました。


でも、何かが違う。

職場では同年代の早期退職者が増えてきたり、副業、起業がなんとなく当たり前の流れになっている。会社に縛られない生き方が当たり前な今、自分時間が増えたことで、ぽつんとひとり取り残された感が半端ないのです

このままでいいのだろうか。

で、たどり着いた結論が「40代ママの思春期」。

周囲の影響を受けながら一人の大人として自分を確立する時期です。
(中略)
思春期には第二次性徴に始まる大きな身体的変化が生じ、性的エネルギーが増大します。そして精神的には、社会や学校・仲間集団・家族からの影響を受けながら一人の大人として自分を確立していきます。このことを「自我同一性を獲得する」といいます。

思春期のこころの発達と問題行動の理解 厚生労働省 e-ヘルスネットより

10代の思春期は第二次性徴に始まる身体的変化から生じる、大人としての自分確立であるならば、40代ママの思春期は、子育てによる身体的変化が生じ、内的エネルギーが増大した、一人の女性の確立なのではないか。

思春期ですから、ふとしたことで悩みます。
思春期ですから、体型変化も気になります。
思春期ですから、大学に行きたいなとむちゃぶりもしたくなります。


できれば30代のうちに思春期を経験しておきたかったなぁ
ということで、まだまだ途上の毎日を過ごしています。


思春期ですから知識や情報に飢えており、読書量がかなり増えています。
今回は40代思春期に刺さった本をご紹介しますね。


楠木建先生の本を読まれるときは、おもわずケラケラ笑っちゃいますので、満員電車や静かなところでは読まないことをおすすめします。

以下、絶対悲観主義のメリットが6つ紹介されています。残りの3つはぜひ、書籍をくすくす笑いながら読んでみてください。

絶対悲観主義にはいくつもの利点があります。第一に、実行が極めてシンプルで簡単だということ。やるべきことは、事前の期待のツマミを思い切り悲観方向に回しておくだけです。(中略)万が一うまくいったら、ものすごく嬉しい。大体は失敗するのですが、端からうまくいかないと思っているので、心安らかに敗北を受け止めることができます。

『絶対悲観主義』

第二に、仕事への速度が上がります。(中略)重要だと思っているタスクほど、「うまくやらなくては」「失敗できない」と構えてしまう。なかなか行動に踏み切れない。どうせうまくいかないと思っている絶対悲観主義者はあくまでも気楽に取りかかるので、仕事の立ち上がりが早く速くなります。

『絶対悲観主義』

第三の利点は、悲観から楽観が生まれるという逆説にあります。絶対悲観主義はリスク耐性が強い。リスクに対してオープンに構えることができます。

『絶対悲観主義』




 


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