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本気でやってダメだった経験が謙虚さをもたらす

世の中には、

何かに本気で打ち込んだことのある人と、

そうでない人がいる。


そして、

前者ほど謙虚である。


なぜなら、

本気で、

全身全霊をかけても

ダメだった経験をしているからだ。



自分のすべてを懸けてもダメだったとき、

格の違いに愕然としたり、

自分の思っていた本気が、

誰かからすれば、

まだまだ本気じゃなかったと気づかされたりする。


ギリギリまでやって、

自分の実力を全部出したからこそ、

その上を行く人に、

心から敬意を持てるのだ。



一方、

本気で何かに打ち込んだことの無い人は、

自分の限界ギリギリまで訪れたことがない。


「どんなに頑張ってもここまでだった」という、

自分の限度を知らないので、


自分よりもすごい人のすごさも、

なんとなくぼんやりとしか分からない。


さらに、

「自分が本気を出せばもっと行けるのに」

という、

現実離れした淡い期待が思考のどこかに残っている。


そこに酔っている人は、

全力を出し切ってダメだった人が

潔く負けるのと違い、

いつまでもくすぶったまま、

ありえない可能性の中で長い間自己陶酔する。


相手を心から賞賛できるようになるには、

その手前に、

自らが本気を出す経験をしないといけない。


全力でやってもダメだったときの、

目の前が真っ白になる経験。


そして

それを超えた人。


その存在に心から敬服するからこそ、

謙虚さが生まれる。


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