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自信がないときの処方箋は「自信がないんだなぁ」とそのまま味わうこと

「ああ、自分は自信がなかったんだなぁ」

「だから焦って優しくなれなかったんだなぁ」

「相手を敵のように見なして攻撃しようとしていたんだなぁ」

「自信がないことをバレたくなかったんだなぁ」

「たった一言で傷ついていたんだなぁ」

「見放されるのが怖かったんだなぁ」

「飽きられるのが怖かったんだなぁ」

「一人ぼっちになるのが怖かったんだなぁ」


自信がないときは、

「自信がないんだなぁ」

とトコトン自分を観察すること。

誰に負けたくなくて、

誰を脅威に感じていて、

なにを恐れているのか。


「観察したところで

何も変わらないんじゃ

無駄じゃないか」


そう思うだろうか。


では、

自信がない自分を

自信があるふりをしないで

ありのまま認めたら、

なにが起こるか。


なんと、

自信のない居心地の悪さと

恐れが

消えるのだ。


「あるものをある」

「ないものをない」

と、

そのまま承認すると

その状態は消える。


変に動かそうとすると

継続するのだ。


だから、

自信のないときに

一番やってはいけないのは、

「励ます」こと。


これは一見親切に見えて、

「自信がない状態」を

「悪い」と見なし、

早くそこから移動させようと

無理に動かしているのだ。


人間の心のメカニズムとして、

「維持しようとすると消える」

「変化させようとすると継続する」

というのがある。


例えば

やる気がある状態は

できるだけ長く続いて欲しいが、

残念ながらそうはいかない。

そこで、

やる気を継続させるために、

あえて

「やる気のない状態」にして

変化させる。

これが休憩である。


だから、

自信の無いときは、

その心の状態を

できるだけ手を加えずに、

プライドで形を変えてしまわずに、


そのまま認めて

味わうこと。


すると、

不思議なことに、

気付けばフッ消える。


やる気のないときの処方箋は、

“今の症状に何も手を加えないように”と

白紙にしてあるのだ。







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