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大事な人に寄り添いながら、 代わりの効かない自分を生きていく

どんなに頑張っても誰かの代わりにはなれない。

その人の代わりにトイレに行ってあげられないように。



誰かを想うことはできるが、

あくまでもそれは、

自分の想像力のはんちゅうで起こることだ。


完全にその人になれるわけではない。

その人はその人の時間を生きていて、

立ち入れない領域は思った以上に大きい。


さらに時間は止めどなく流れていて、

大事なことはだいたいいつも

手遅れになりがちである。


「あの時こうしてあげればよかった」

「あの時こんなことを言わなければよかった」


後悔することが

次回の改善につながる。

それでもやはり

悔いは長いあいだ

残る。


そう思うと、

今という瞬間はとてつもなく貴重だと

わかる。


誰かの代わりにはなれないが、

自分の思考で相手を想い、

自分のイメージ力で相手の心境に共感し、

気づけば

”ずい分前”に押しやられる”今”を

一緒に過ごす。


でも、肝心なところは

どうしても自分で何とかするしかない。


それは、

自分にしか体験できない世界観や、

今までの経験でクセのついた自分独自の聴き方、

代わりの効かない仕事かもしれない。


大事な人に寄り添い、思いを馳せながら、

代わりの効かない自分を生きていく。


できれば

ひとつひとつのシーンを

しっかりと目に焼き付けておきたいものだ。







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