Urban Game Jam (pre-test) / "Constellation of Vending Machines(仮)" ver.1.00
「Trust in Play : European School of Urban Game Design」 という取り組みの中で行われている「Urban Game」というゲーム・遊びを用いた公共空間・都市への介入(Playful Interventions)の実践を知りました。
それがとても面白そう!で、とにもかくにもゲームジャム的に自分もやってみたい!と思い立ち、まずは手始めに一つのアイデアを1日で作ってみました。「Urban Gamejam」と題して、継続的にプロトタイピング/プレイテストしてみたいなと思います。
(仮称)Urban Game Jam (pre-test)
日時:24.04.07(日) 12:00-18:00
参加:一人(とりあえず)
内容:アイデアは前日の夜に頭でスケッチしておいて、当日の12:00-15:00でやりながらなんとなくルールなどを作っていきました。16:00-18:00でテストプレイの結果や振り返りをして、そのままnoteにまとめています。
作ってみたゲーム (のアイデア)/ Ideation
ver.1.00 (アイデア出し、複数人でのプレイテストが未)
ゲームの名前 / Title
「自動販売機の星座」(仮)
Constellation of Vending Machines
※とりあえず、名付けるのは大事…
ゲームの概要 / Abstract
自動販売機を点として、街をめぐりながら、点と点を繋いでいくゲーム
An urban game (idea, not playtest yet...) that involves constellations by connecting (the points of) vending machines across the city, encouraging players to walk the streets and observe buildings in an unconventional way.
ゲームの形式 / type
競争(勝ち/負けあり)/ Competitive
勝ち負けの基準(暫定)/ Criteria for win/lose (tentative)
プロットした点を発見した順番に"直線で繋いで"、面積が大きかったほうが勝ち。
Connect the plotted points in the order they were discovered with "straight lines", and the one with the larger area wins.
参加人数 (暫定)/ The number of participants
2人以上(2グループ以上) / Form two teams. Miminum player is 1 vs 1
必要なもの(暫定)/ What you need
GPS機能のついたスマートフォン / Smartphone with GPS
ゲームの流れ(暫定)/ Game Flow
① 対象のエリアを決める
② スタート地点を決める →今回は公園としてみました
③ スタート地点付近にある自動販売機を最初の点にする
④ 自動販売機の写真(位置情報付)を撮る
⑤ 次の自動販売機を探す
⑥ ④、⑤を繰り返しながら街を歩く
⑦ 制限時間内に③に戻ってくる
⑧ 撮った写真をもとに地図にプロットする
⑨ プロットした点をプロットした順番に繋ぐ
⑩ できた多角形の面積を計算する(要検討、後述)
ゲームのルール(暫定)/ Game Rules
1. 制限時間は15分
2. 制限時間内に最初の点の場所まで戻ってこなければならない
※ 戻ってこれなければ失格
3. 走ってはいけない
4. 自動販売機は目の前に近づいて写真を撮ること
※ 例えば、道路を挟んだ向かいの自動販売機をズームして撮るのは×
5. 一度プロットした自動販売機は使えない
6. 点をつないで出来た線がクロスして面が二つ以上できた場合は大きい方の面積を優先する
※コツ:自動販売機を辿る時に大きな円を描くイメージで歩いてみる
プレイテスト / PLAY TEST
※ なお、一人
東京・根津駅周辺
東京・千駄木駅周辺
東京・湯島駅周辺
振り返り・フィードバック / Feedback
ゲームのメカニクス・ルール設定について
・15分という制限時間は歩きながら設定を考えたが、ちょうど1km程度と程よい距離だった
・千駄木の回は、欲張ってしまって元の位置に戻れなかった(そして、それが面白かった!)
・スマートフォンとGPSでなくとも、マップとペンで代用できるかも
※ただし、今いる方向や位置が把握できる必要がある
・自動販売機の写真を撮る位置など、位置把握も合わせて、各グループに審査員をつけても面白い
・面積という勝敗の基準を計算するのが難しい
・自動販売機の数を勝敗条件等に加えるかどうかは今後の展望
ゲームの内容について
・「自動販売機」の設定について、ここは変数である(他のものにしてもよい)。また都市・郊外・田舎など設定するエリアによって大きく数に違いがありそう
・「走らない」ルールは、安全上の問題のほか、ゆっくりまちを見る機会に繋がっていそう
裏テーマ / Behind the Game
※参加者にはあまり開示しない情報。私が思うurban gameに大事?なこと
・能動的な「まちあるき」や「散歩」を起こす動機になりそう
・まちで(立ち止まって)見回して何かを探すという行為は、ただ歩く以上にまちの情報が入ってくる気づき
・自動販売機以外にも見えてくるものがあるとよい
・例えば、このゲーム中に「最も気に入ったまちのポイント(例えば、好きなお店とか建築物とかオブジェクトなど)を見つけてくる」などのルールを付け加えると、自動販売機以外にも目を向けるきっかけになりそう。
・まちの中にある起点にできるオブジェクトは何かと考えた時、(エリアを日本にする場合は特に)自動販売機が多いことに着目(逆に言うとエリアを変えた時に何が対称となり得るか)。
・自動販売機は、おそらくある程度アルゴリズムに則って配置されているはず。ある範囲内での量の多さや配置間隔以外に、「都市の何が見えてくるか」は要検証対象。わかりきっていることをあえてリバースエンジニアリング的に見る面白さがありそうという仮説。
→つねにurban gameとして都市/公共空間への何等かのフィードバックは考えたいトコロ…
・とりあえず、まずやってみる/楽しむ精神を大事に
・何本か作ってみて、フィードバックループを回す…
・みんなでプレイテストしてみる…
などなど。
一緒になって遊んでくれるひと、興味が近い人、ゆる募です(お気軽にご連絡くださいませ)。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?