栽培と発達支援と異世代交流。
この写真は、トイロが使用できる田んぼです。
来年度は、田植えから稲刈りまで地元の農家さんと子ども達でやっていきたいと思います!
ご覧いただきありがとうございます!
大阪の吹田市でフリースクールと放課後学習スペースを運営しています、NPO法人トイロです!
現在、吹田市役所の近くにある、フラワーロードという通りの、植え込みが荒れ放題になっています。
トイロのすぐ近くなので、ここに花や、野菜を栽培して、子ども達ときれいにできないかと話を進めています。
土いじりが好きな子ども達。
なんとか実現までこぎつけたいです。
そして、地域の人達と一緒にきれいにできたら嬉しいなと思っています。
ということで、今回は「栽培による発達支援の可能性」について書いていこうと思います。
最後までお付き合いください!
約14%がグレーゾーン。
40人クラスの4~5人が明確な診断がおりない、いわゆるグレーゾーンの子ども達だと言われています。
教師をしていた体感で概ね当たっていると思います。
そして、特別支援の道に進んだ初年度は驚きました。
15人在籍して、精神や療育手帳を取得していない生徒が13人。
そして、2021年度、勤務していた自治体の支援学級数が1.5倍近くになる。
これらが何を意味するのか考えた時に、いてもたっても居られませんでした。
「学校以外の教育の選択肢が早急に必要。」
これが頭の中でループしました。
なぜなら、学校現場ではまだまだ特別支援の理念が浸透していないからです。
つまり…恐ろしくて言葉にできません。
転勤してまずおこなったこと。
それは、支援学級の菜園を、管理作業員さんと開墾しました。
結構なスペースがあったにも関わらず、それらが放置されたままでした。
約2週間かけて、土を作り直して、早速栽培実習を開始しました。
結果、あまり学校に来なかった生徒が、野菜の事が気になって来るようになったり、支援学級に顔を出すことが嫌だった生徒が自慢気に担任や同級生に、畑を案内したりなど、すぐに良い流れが生まれました!
何より一番効果的だったのが、栽培実習を始めてから、同級生ともめることがなくなったことです。
これは、作物を育てあげることで自尊感情が高まったことと、作物への愛着心が深まったことによるものだと、生徒たちへのアンケートからわかりました。
栽培を通して、心のケアも成されていました。
そこから、栽培と発達支援の関係性について深く学んでいくことになりました。
トイロの近所に開墾地を見つけました!
生徒が発見しました。
トイロの横隣に、荒れ果てた土地があることに。
歩道の一角。
「ここってきれいにできないんかな?」
生徒のこの一言から始まりました。
市役所の方、センターの方などに問い合わせて、色々な方が協力してくださって、行政と一緒に草抜きをするならという条件で、栽培実習に使えそうです!
そして、近所の園芸の達人の方々とも協力して街を美しくしていこうと思います。異世代交流。楽しみです。
このように、前向きな子ども達の声は大人を動かします。
そして、そんな中、農業で発達支援をしている方との出会いもありました!
再度、栽培実習と発達支援をやりたいという想いが再燃してきました!
不登校の子ども達が栽培と異世代交流を通して、どのような成長を遂げるのかが楽しみです!
こうして、多ジャンルの大人が関わって子ども達をサポートしていくという構図も段々とできあがってきました。
演劇、自然体験、農業、ボードゲーム、職業体験。
最後は、キャリア教育での連携です。
これで一通り完成。
これで要約、時間を一極に集中できます。
思ってたより早く実現できたので、計画も前倒しで実行していきます!
今までになかった「教育の選択肢」の実現です。
自治体やジャンルを越えた集合体。
行政ができないなら、民間でやればいいだけ。
民間こそ縛られるものがない。そこを最大限利用するのです。
数は力です。
そして、目の前にいる子ども達が全て。
政なんて全く興味がなく、教育者で居たいだけです。
目の前の子ども達と過ごせることが楽しいからです
それをスタッフや、教師を目指す大学生たちと共有していきたいです。
未来は明るい!これに尽きます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
近所の教育学部の方が声かけてくださったので、掲示しています!
子どもの支援をしながら、一緒に教育について考えていきましょう!
トイロで月一にそういう会を、教師や行政の方が集まって実施しています!
よかったらご連絡ください!
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