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情報開示のエトセトラ

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TCFDにTNFD、SECにEFRAG。ボランタリー系にコンプラ系。様々な開示ルールが存在する今日この頃。統一化の流れですが、リアルタイムで追いかけるのは辛いところ、お助けする記…
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#CDP

サスティナビリティ情報開示の行く末を勝手予測

非財務情報、こと、サスティナビリティ情報開示項目については、グローバルでは「アルファベッ…

統合化の端緒となった2023年(2)

前回は、情報開示の「内容」について見てきました。 今回は、「方法」について振り返りたいと…

やる価値あり?!〜CDPを活用しよう

7月に締め切られた、2023CDP 気候変動質問書の回答。 例年、翌年1月か2月にはスコアが公開、併…

SBTi参加企業数アップデート

毎月定例のSBTi参加企業数、10月度。 毎週木曜日にアップデートされますので、2023年10月26日…

シンCDP始動?!プラットフォームの矜恃

CDPについては何度もご案内しており、つい先日も「デフォルトの情報開示プラットフォームとし…

SBTi参加企業数アップデート

毎月定例のSBTi参加企業数、8月度。 毎週木曜日にアップデートされますので、2023年8月24日現…

開示の目的は開示ではありません

ESG評価機関のMorningstar Sustainalyticsが、企業がネットゼロに向けたトランジション(移行)経路に合致しているかどうかを評価する新たな格付「低炭素移行格付:Low Carbon Transition Ratings (LCTRs)」の提供を開始するそうです。 「目標に向かって、ちゃんと削減できていますか?」ということをレイティングするという位置づけでしょう。 「サスティナリティクス」はサスティナビリティ周りでは影響力が大きいと思われるので、「また

算定を止めるな!

CDPの衝撃的なニュースで、年が明けた2022年。 損失と損害(ロス&ダメージ)基金設立を採択し…

こんなときにもCDP

COP26における「GFANZ」発足以来、エンゲージメントによって投融資先の脱炭素を推進すべきとい…

2022年 情報開示の総まとめ

1年前の2022年1月19日、CDPは21年報告書の結果報告会にて、気候変動分野における日本の調査対…

GHG削減待ったなしです

2023年に突入しました。 2022年は、4月にnoteを始めたのが、個人的に大きな進歩。 というのも…

CDP2022スコアが発表されました

CDPが、気候変動質問書の対象企業を、プライム市場上場全社に拡大するというビッグニュースで…

やるなぁ、CDP

シャルム・アル・シェイクでのCOP27期間中は、様々な発表があり、すっかり見落としていましたが…

さ〜て、来年のCDPは?

2022年版のCDP質問書は、21年10月に改訂が行われたTCFD提言が盛りこまれました。加えて、採点対象外であるものの、C15:生物多様性の設問も新設されました。 来年は、同様に採点対象外であるものの、海洋プラスチック汚染の広がりを反映して、これに関連する設問も加わります。これは、以前のnoteでご案内済です。 「来年の変更点はこれくらいかなぁ」と思っていたところ、序の口だったことが、先日ブログで明らかにされました。 来年は、新しい戦略の一環として、海洋・土地利用・食