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情報開示のエトセトラ

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TCFDにTNFD、SECにEFRAG。ボランタリー系にコンプラ系。様々な開示ルールが存在する今日この頃。統一化の流れですが、リアルタイムで追いかけるのは辛いところ、お助けする記…
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記事一覧

EFRAGのアウトリーチ半端ない

EFRAG(European Financial Reporting Advisory Group)ご存知ですか? 欧州委員会の支援を受…

お客様との約束を果たそう

SBTiによるスコープ3削減に当たってクレジットの利用を認める旨の声明を受けて頂いた質問は、…

自動車業界の事例を他山の石に

世間を賑わしている、自動車メーカーの型式指定申請における不正問題。 この問題に関する一連…

サスティナビリティ情報開示の行く末を勝手予測

非財務情報、こと、サスティナビリティ情報開示項目については、グローバルでは「アルファベッ…

情報開示検討会のアルファベットスープ化?

サスティナビリティ情報開示については、昨年6月のISSBによるIFRS S1・S2基準リリースから、各…

サスティナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するWG(第2回)

グローバルでホットな話題となっている「サスティナビリティ情報開示」 日本における、制度の…

中国版S1・S2? ESRS? したたかな戦略

上海・深圳・北京という、中国の主要証券取引所が、サスティナビリティ情報開示ルールのドラフトを公表、コンサルテーションを実施しています。 noteでも繰り返しご案内しているように、昨年ISSBがIFRS S1・S2基準をリリースして以降、各国・地域の規制当局が、それぞれの事情を反映させたS1・S2基準を策定してきています。 日本版は、昨年度末日にSSBJが公開したことが、記憶に新しいところ。 上記に記載がありませんが、香港政府も2024年度から段階的に導入開始し、2026

SBTiは妥協したのか?

4月9日、SBTiは、スコープ3削減に当たってクレジットの利用を認める旨の声明を発表しました。 …

SSBJが注目される理由(わけ)

SSBJ基準のドラフトが公開され、注目が集まっていることは、皆さんもご承知のところでしょう。…

CSRD 監査意見は誰が表明できる?

国内では、昨年度末にSSBJが公開草案を公表したことを受けて、サスティナビリティ情報開示界隈…

日本版S1・S2 公開草案 滑り込み公開

2023年度末までに公表するとしていた「公開草案」 年度末の最終稼働日である3月29日、滑り込…

SBTi参加企業数アップデート

毎月定例のSBTi参加企業数、2024年3月度。 毎週木曜日にアップデートされますので、2024年3月2…

第1回 サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するWG(3)

3月26日開催の「金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・…

第1回 サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するWG(2)

3月26日開催の「金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」(第1回)」の内容を紹介しています。 当日の資料は、こちらからDLできますが、残念ながら、アーカイブは残っていません。なので、できるだけ分かりやすい形で紹介できればと思います。 さて、ワーキンググループで議論する事項として示されたのは、次の5点なのですが、1.及び3.についての説明が中心でした。 で、1回目はこの2点の説明で終わっていました。 ですので、今回は提案の内容