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一番長く悩むのはパニック発作ではない

2024年「あけましておめでとうございます!」
2024年幕開けから、いきなりの能登半島の地震、そして羽田空港の大惨事と、ほかにも事件が立て続けに起こり、日本中が「命」というものを考えさせられたのではないか、と思います。
被災地のみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。

前回は初めてのnoteということもあり、自己紹介がてら、なぜ今、私が新たにパニック障害についての発信をはじめたり、電子書籍を出版したりしたのかを書きました。まだまだnoteのシステムがわかっておりませんが、これからもパニック障害の方の意識を未来へとご案内できるようにnoteを書いていきます!今年もよろしくお願いいたします。

今回の「一番長く悩むのはパニック発作ではない」というテーマ、かなり重要です。毎瞬毎瞬、発作が起きる人って100%いません。ある瞬間に引き金を引いてしまい発作が起きてしまう、その時が不安なために悩むのです。

「不安感」これに悩み続けるのがパニック障害

パニック障害の症状というのも、人さまざま。そしてパニック発作が起きてしまうシチュエーションも人さまざま。不安に感じることも人さまざま。

人それぞれ、パニックから引き起こされる状態は違いますが、そうはいっても、一番ツライのは「不安感」であることは確かです。
この「不安」があるから「また発作が起こったらしまうかもしれない」という「予期不安」に発展してしまい、行動に制限がかかり、行動範囲が狭まって、何もできない、どこにも行けない、そうなってくるのです。

パニック障害との闘い、パニック人生において、一番長く悩み続けるのがこの「不安感」となります。これはあくまで「健康状態にさほどの問題がない場合」に限りますが。
一番怖いのはパニックの発作だけど、一番やっかいなのが「不安」ということです。

ここで未来を語るとすれば、「不安」といっても、その「不安」がどこからくるのかわからない時もあり、その「不安」がパニックによるものなのか、
そうでなくても「不安」に感じることなのか?
これが曖昧に感じる状態が出てきます。

◆その「不安」がどこから来ているのかの線引き、これが目安となる

私は「パニック障害は克服してはいけない!」と主張しています。ちょっと複雑な表現になってしまいますが、克服という言葉を使う時、この「不安」がどこからくるのか?

パニックによる不安なのか?そうではなく、普通の人でも不安に思うことなのか?の線引きが出来ないうちは、克服しているとは言えないのです。

だから克服という言葉を掲げてしまうと、気が遠くなってしまいますね。

克服という言葉を使うと、ライン引きがきっちりと敷かれてしまいますが、そんなラインなんて、曖昧過ぎて必要のないもの、と認識していたほうがよいかと思います。

私もこのラインがわからなくて、いつも考えていました。ある程度、行動範囲が広がり、いろんな事が出来るようになっても、やはり時と場合によっては「不安」は顔を出すわけで、その不安な状態の捉え方ひとつで、自分がパニックからどれだけ遠ざかっているか、どれだけパニック障害から離れていっているか?の目安となるのです。

その「不安」が普通の人でも感じる不安であれば、自分は成長できているのだと思え、それがパニックからくる不安であれば、まだまだ私はパニック障害を抱えているのだな、と判断できるからです。

でも、逆にこの「不安」に対するライン引き、この「不安はどこからきているのか?」という問いに対して、「これは普通の人でも抱える不安なのだ」ということがわかるようになれば、「克服」という言葉はほぼ、使える状態だと言えますね。

ここまでくれば、かなり自分をコントロールできるようになっています。

◆すべては意識次第「瞬時に意識の変換を!」

一番長く悩むのはパニック発作ではなく、不安となるわけですが、そうはいってもこの「不安」も時に、パッと意識を変えるだけでなくなることも出てきます。繰り返し繰り返し、練習する必要はありますが。

これについては、只今執筆中。また仕上がればkindle本でご紹介しますね!

だからどうか、「不安はなくならない」のではなく、「不安はいつか消える」ということだけは覚えておいてくださいね~

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