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無い

薄い水面で溺れている
解決策はいつもある
月よナイフを研ぎ澄まし
砂漠の眠りを躊躇いつつ

時計が優しく進んでいる
そのうちに
闇夜がサトウキビ畑を
覆っているうちに

歌おう
冷たい歌を
捨てよう
分かちがたいものを

平たい紙の上で閉じ込められている
解決策を知っている

祝いの門は閉じられた
門は何処にもなかった
君の名前はなかった
歯が浮くような疲労と
燃え立つような祝祭の儀を

冷たい夜露の凍る先
月のナイフで切り取ろう
私は分かちがたいものをわけた
この先もなく後もなく
波はただ打ち寄せた
無限の先で長い腕を使って



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