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共感的に聴ける人が増えることを願って

これまでこのnoteで、理論的なことを書いてきました。
でもずっと違和感がありました。
どんなに理論を学んでも、実践することは別だからです。

誰でもまずは体験をしてみないと、どんなものでも「理解」することは難しいと思います。

そのための最初の、自分に対する共感ってどんなことか。
私自身は、人に共感的に聴いてもらうことの積み重ねによって、ちょっとずつ体に落とし込まれていったように感じます。
共感的に聴いてもらう体験を重ねることで、自分の思い込みや思考の枠組みから少しずつ解放されていく。
それができてくると、人の話を共感的に聴くことは、自然とやっていくことになるのではないかと思います。

そうすると、自分の考えにこだわらない状態でコミュニケーションをすることができるので(もちろん「完全に」ではないですが)、より建設的で思いやりのあるコミュニケーションができると思います。

親子や夫婦など親しい間柄ほど、コミュニケーションは難しいですが、
共感を知ることで、それまでとは違った質になると感じています。
成功も失敗もない、ただ今ある現実に即して生きることは、生きることが
随分楽になるな〜
と感じています。

社会において、これまでは組織のリーダーやマネージャーなど、上に立つ方が共感を身に着けたほうが、効率的に、共感で聴くことが社会に浸透するのではと思ってきましたが、
立場や役割に関係なく、共感で聴くことを知りたい、やってみたい方が一人ひとり実践していくことで、少しずつ社会に広がっていくのかも、と私の考え方が変わりました。
どんな方でも自分への接し方や、人とのコミュニケーションが自由に解放的なものになったら、人生がより豊かになると思います。
そして、誰もが本当に望んだ人生や関係性を、築いていけるのではないかと思います。

では、自己共感したり、共感的に話を聴くことが広がっていくには、何が必要か?
共感を体感するのに誰でも少し時間がかかると思うので、その仕組みをどう作るか?

年末に向けて仕事も忙しく、NVCの学びもあれこれやっているので、なかなか考える時間がないのですが、そんな仕組みをいずれ作りたい!と思います。
そして共感で聴き合える社会になっていったらいいなと願っています。

共感で聴き合うパワフルさは、共感を知るまで全く知りませんでした。
共感的に聴くことが広がることで誰もが、レジリエンスが高まり、自分の人生をより自分を軸として生きることができると思います。
それぞれの人ができる範囲からやっていく、そして少しずつでも自分の中に自由を取り戻し、コミュニケーションや人間関係の不自由さから解放されていくことで、より多くの人が自分を大事にして生られる社会になるといいなと願っています。


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