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ハロン湾はがっかり世界遺産なのか?

ご無沙汰しております。仕事が忙しかったり、投稿するようなネタが無くて放置しておりました…これからは定期的にネタを書き込みたいと思いますので、こうご期待!(自分でハードルを上げてしまいましたが…)

そこで今回は海外旅行に行けない昨今で、海外の知られざる一面を自分の視点で投稿していきたいと思います。そこで何処をテーマにして投稿しようかと思い考えていたら、先般にカンボジアについて投稿しましたので、今回は隣国のベトナムについて知っているようで知らない一面を独自の視点で語っていこうかと思います。

つい先日、ベトナムを旅行した方のブログを見ることがあったのだが、そこにこんなことが書いてあった。

「ハロン湾は世界自然遺産に認定されているものの、湾の海水の質はあまりに悪くて海産物に影響が出ている。だから行っても何だか凄いとか来てよかったという感じがあまりなかった。」

という記述があった。「海の桂林」という別名でカルスト台地に多く突き出した岩が特徴的な地形は世界的に稀有な場所であることは間違いありません。それにハロンという地名は中国語で龍を意味する「ロン」を象徴する様に龍が降りたつ地としても幻想的な場所なのだろうと想像していた。昨年2月海外旅行が規制されるギリギリで私はベトナムのハロン湾のクルーズに行って来ました。実際にハロン湾がどういったところなのだろうか?というところをこの目で見たい。と思い出かけてきました。

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まずはベトナムの首都ハノイについて。私が訪れた2月は気候的にも寒すぎず暑すぎず丁度いい気候の時期でした。ハノイからハロン湾を有するハロン市は約160kmあり高速道路で2~3時間かけて移動します。

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道中は造船所が多く大きな船が停泊している。

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かと思えば、マングローブ林が繁茂する入江が湾に近づくと増えてきた。このマングローブの入江で日本でもお馴染みのブラックタイガーを養殖しているようである。エビや貝は湾ではなく入江で多く養殖している。それは地形の問題や浅瀬なので管理がしやすいとか様々であるそうだが、遠くに造船所があり、近くにマングローブ林となかなか珍しい光景である。

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船着き場は閑散としていた。それもその筈、この前の月には中国人の観光客は国がシャットアウトしているため乗船客の大半を有する中国人が居なくなってしまったことで閑古鳥が鳴いている有様。

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湾のクルーズ船。食堂があるため、船内で昼食を食べる。参加したのは日本人10名。正直この人数で船を出すのは正直赤字だろうと思われるが数少ない観光客でも精一杯のおもてなしをする船員さんには大変好印象でした。

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船内では新鮮なシーフードを頂きました。特にシャコとアサリが名産でボイルしたシャコやアサリを食べました。この湾内で養殖されているものらしいが一切臭みもなく食べやすい味付けでした。シャコは甲殻類なのでカニに似た味がしました。日本では食べたことは無かったが、ハロン湾のシャコはどことなくカニの味がしました。(食べ物を食べ物で例えるのもどうかと思いますが…)


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そしてお目当てのハロン湾の景色ですが、切り立った岩がそそり立ち日本ではお目にかかれない景色が広がっており、龍が降り立ったという伝説に相応しい幻想的な場所である感じを受けました。ただ入江なので岩山が所せましとあるのではなく、一定間隔でそそり立っているので迫ってくる感じはありません。桂林に行ったことが無いので比較はできませんが、岩山の雄大さを感じるとすれば桂林の方が岩山を近くに感じられるかな?とは思いました。そして海ですが…底が見えるほどクリアな海ではなかったですが海の香り、磯の香りがしなかったですね…どちらかというと河のような感じを受けました。魚も目視で確認は出来ず、底もどれだけ深いか分かりません。船が入り乱れモーターボートのガソリンも影響してあまり綺麗な海ではないのは確かです。

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遊覧船に度々近くの漁民が近くで獲れたバナナやマンゴーを売りに船に横付けする。しかし海産物はあまり売らない。恐らくここでは大きい魚は獲れないのかな?と思えるほど。ガイドがバナナを一房買い、全員に配っていただきましたが果物は新鮮で瑞々しい。海でバナナを食べるとは思いもしなかったのでこうした体験は現地ならではという感じを受けました。

さて、長々とハロン湾クルーズについて書いてきました。実はこの後鍾乳洞に入ったりと様々な観光をしてきましたが、訳あって割愛させていただきます。タイトルの残念な世界遺産か?という問いについては残念という感じは全く受けませんでしたが、海の世界遺産というとグレートバリアリーフみたく綺麗な海を想像していると全く違うことにショックを受けるかもしれません。無論クルーズですからモーターボートで豪快に海を突っ走る訳でもないので豪快さやアクティビティ感はないです。しかし遊覧船独特のゆったりした感じや日本では見られない乱立する岩山の壮大さを感じるのは間違いありません。どちらかというとこの次の日に行ったチャン・アンの世界複合遺産の方が雄大さを感じられたかと思います。

チャンアンについてはまた次回?に書きたいと思います。

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