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月とコーヒー

無人島に何をもっていきますか?
この質問には、それぞれの答えがあると思う。

ご飯、水、電池、、、
生活に欠かせないものを挙げるだろう。

でも、私たちは無人島なんかに住んでいない。
家があり、食べ物があり、洋服があり…
私たちの周りにはものが満ちている。

自分の周りに、生活にどうしても必要ではないが
あると豊かになるものってあるんじゃないだろうか。

私にとっては、本。
本がなくても生きていけるが、
本がある人生の方がずっと楽しい気がする。

そんな風に、自分に必ずしも必要じゃないが
あると心が満たされるもの。

そういうものを見つけることが人生な気がする。

ただ生きていくだけじゃない。
自分なりの大切を見つけて守っていく。

それが生きるということじゃないか。

もちろん、それは愛する人でも物でも、
何でもいい。

そういう大切を積み重ねることで
自分だけの人生が作られていく。


このエッセイは吉田篤弘さんの「月とコーヒー」
という短編に感化されてかきました。

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