りんりん

日々の気づきや思いを率直に。生きるって難しい。 #元不登校 #摂食障害 #うつ病 …

りんりん

日々の気づきや思いを率直に。生きるって難しい。 #元不登校 #摂食障害 #うつ病 良かったら、フォローしてください💐💐

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普通で特別になりたくて

私はずっと普通になりたかった。 普通に起きて、学校に行って、バイトをして、 ご飯を食べて、お風呂に入って、寝て… 誰もが普通にやっていることを 自分もただ普通にやりたかった。 それはとりわけ難しいことじゃないし、 みんなが当たり前のようにやってるんだから わたしにもできて当然。 そう思うのに、現実はうまくいかなくて、 思い描く普通から離れていっていた。 普通ができないわたしが次に求めたのが 特別になること。 誰にも認めてもらえる私の存在価値になり得る 特別がほしかった

    • 福島旅レポート①

       彼が、7月12日の誕生日に合わせて、福島への旅行を企画してくれた。2人で東北に行くのは初めてのことで、とてもわくわくして、しおりまで作った。  この旅行の目的は『食べる!』2年前まで摂食脳に支配されていたわたしの変化を感じることもできた。元摂食の爆食旅をお楽しみください〜!  誕生日の朝方に見た夢は何とも不思議だった。それは餃子を作る調理実習の夢だったが、わたしは餡を頭でこねていた。髪の毛にまとわりつけながら、シャンプーをするように餡をこねるというシュールな夢。それほどわ

      • 頼ること、甘えること

        人は支え合って生きている。 今、文字を打ち込んでいるパソコンも、部屋を涼しくしてくれているエアコンも、飲んでいる珈琲もたくさんの人の手を通して作られて、わたしの生活を支えてくれている。愚痴を聞いてくれる家族やおいしいご飯を一緒に食べてくれる恋人がいなければ、わたしの人生は寂しいものになるだろう。 そんな当たり前のことに気づいたのは、大学生になってからである。 高校生の時のわたしは、一人でなんでもできると思っていたし、人に頼ることは弱い人間がすることだと考えていた。 それが

        • 「休むこと」がこわい

          休むことが苦手だった。 学生時代、休みの日は充実してないといけないと信じていた。 勉強を長時間したり、友達と全力で遊んだり、本を読んだり、何かをしていないと落ち着かない性分だった。昼まで寝ていたなんていう友人を軽蔑していた。 そんなことが祟ったのだろうか、わたしは心を病んだ。うつ病になって何もできなくなってしまったのである。学校も休むことになった。 お医者さんは言った。 「しっかり休んでください」と。 言葉の意味は理解できたが、そのやり方をわたしは知らなかった。 とりあえず

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        普通で特別になりたくて

          老後のために頑張れない

          皆さんは、老後のために 今からしていることはありますか? 健康に気を使ったり、貯金をしたりと 色んな老後対策があると思うのですが、 私はそれが苦手です。 だって、そんな先の生きてるか分からない 不確かな未来より今が大切だから。 筋トレをした方がいいと分かっていても できないし、カップヌードル好きだし、 今、健康だからいいじゃんってなるんです。 歳をとってから痛い目を見るのは嫌ですが、 いまを変えるほどのエネルギーもない。 で、思ったわけです。 これって人生においても

          老後のために頑張れない

          私の証明

          わたしは私を証明したい。 ここにいる。ここにある。生きてる。 それを実感したいと願ってるし、 あわよくば、「生きる意味」というものを 見つけたいと思っている。 誰かといる時は、相手を通して、 私があるってことを感じられる。 触れる手、交わす言葉、動くあなた。 それらを感じ、感じられていると感じて、 わたしという存在を認識する。 わたしと過ごす相手が笑うことで わたしは私が存在する意味を見出す。 だからこそ、一人でいるときには、 わたしは私を見失ってしまう。 わたし

          私は小さい頃からウナギが好きだ。 おばあちゃんの家で初めて食べてから、 お泊まりの時はウナギと決まっていた。 家では食べられない、 甘くてしょっぱいタレのウナギは 私にとってご馳走だった。 時は流れて、私は大人になった。 同じく鰻好きな彼と、いろんなお店に行った。 けど、昨日は考えてしまった。 「私は鰻を食べてもいいのだろうか?」と。 鰻と言えば、ご褒美飯、高級食。 今の私には不釣り合いな気がした。 うつで簡単な家事すらできない私。 生きていくために最低限のものは

          「いいね」の魔法

          今年に入ってから体調が良かった。 今までよりも、睡眠時間が減り(といっても、十二時間が十一時間になっただけだが)、意欲的に行動することが増えた。 うつ病になって五年、体調が何ヶ月も優れていることがなかった私は回復したのだと信じて、嬉しくなっていた。 やっと周りの人と同じように生きていけるんだと希望に満ちていた。 だが、私にとっての夢の時間はそう長続きしなかった。 五月の下旬ごろから、体調が悪化した。 私は深く絶望した。 お前はダメなんだ。変われない。と言われているようで傷つ

          「いいね」の魔法

          苦しみの意味

          人生には意味がある。 神様は乗り越えられる試練しか与えない。 そんなことを言いたいのではない。 人は幸せじゃなくなった時、 人は苦しいという。 希望を失った時、絶望という。 苦しみは私たちに 伝えようとしているのではないだろうか。 私たちがこれまでどれだけ幸せだったかを。 苦しめる、絶望できる、ということは それまで希望のある幸せな人生を 送ってきたということだと思う。 落差が大きいほど、 人は苦しむことになるから、 大きな苦しみを味わっている人は、 大きな幸せを

          苦しみの意味

          月は昇る

          どんなに苦しみにも終わりはある。 苦しみが癒やされたり、 自分がこの世を去ったり、 どんな終わり方を迎えるかは分からないが 必ず終わりがある。 誰かが言った。 「明けない夜はない。」 私は思った。 「日が落ちないことはない。」 どんな幸せも続かない。 闇が訪れぬことなどない。 「また、明日ね」と別れた友と 二度と再開できなくなることもある。 明日はデートだと胸が高揚しても、 熱を出して、落ち込むこともある。 苦しみが永遠に続かないように、 幸せも永遠に続かない。

          私、ここにいます!!

          数日前、私は解離性障害により、 ふわふわして生きた心地がせず、 映画の一場面を見てるような気分に なっていた。 音も聞こえるし、景色も見ることができる。 なのに、夢心地というか、 自分も周りも生き物に感じられなかった。 今日、病院でそれを先生に相談したら こんなことを言われた。 「あなたは、自分の存在を  証明したいのかもね」「あなたは自分自身を見失っていて、  自分がここにあるということを  色々な方法で表現しようとしてる。」 私は最初、何を分かった風に!と 思って

          私、ここにいます!!

          月とコーヒー

          無人島に何をもっていきますか? この質問には、それぞれの答えがあると思う。 ご飯、水、電池、、、 生活に欠かせないものを挙げるだろう。 でも、私たちは無人島なんかに住んでいない。 家があり、食べ物があり、洋服があり… 私たちの周りにはものが満ちている。 自分の周りに、生活にどうしても必要ではないが あると豊かになるものってあるんじゃないだろうか。 私にとっては、本。 本がなくても生きていけるが、 本がある人生の方がずっと楽しい気がする。 そんな風に、自分に必ずしも必

          月とコーヒー

          大人になるということ

          私はもうすぐ23歳になる。 成人して数年、大人になって 何が変わっただろう。 お酒が飲めたり、 親の同意が求められなくなったり、 できることは増えた気がする。 でも、中身はどうなんだろう? そう悶々と考えていると 気づいたことがあった。 本の好みが変わった! 中高生の頃は、 ハリーポッターが一番好きだった。 ドキドキ、ワクワクする本を選んでいた 気がする。 本に限らず、アニメや映画も、 ヒーローが活躍するような夢があるものが 好きだった。 けれども、今の好みは全然

          大人になるということ

          ああ、今日も生きてる。

          毎日を淡々とこなしていると、 いつの間にか日が暮れ、1日が終わる。 生きているっていう当たり前のことを 感じる瞬間が少なくなる。 今日は、久しぶりに 「ああ、生きてる。生きるっていいな。」 と感じた。 おひとり様用の静かなカフェで BGMにピアノ曲が流れ、 店員さんが豆を挽いたり、 お湯を注ぐ音が聞こえてくる。 普段も聞こえるはずのその音が なぜか今日は愛おしくて。 聞こえるってことが、 ここに自分があるって証明するようで 幸せな気分になった。 私たちにとって音は

          ああ、今日も生きてる。

          人生、山あり谷あり

          人生、山あり谷あり。 みんなが知っているこの言葉。 人生には良い時も悪い時もあるっていう 意味で理解してるんだけど、 あってるよね? 私は鬱病や摂食障害になって、 人生の谷を経験した。 とんでもなく深い谷。 落ちても落ちても終わりが見えず 暗闇の中で絶望していた。 そんな私でも、ちゃんと谷底について、 少し彷徨ったあと、 谷を少しずつ脱した。 今は山に登ってる。 山に登るのは楽しいだけじゃない。 山登りのペース配分を間違えると バテてしまう。 歩いて、進んで、休んで

          人生、山あり谷あり

          当たり前が欲しくて

          みんながしている 当たり前の普通が欲しかった。 授業が終わるまで席に座ったり、 放課後、スタバでフラペチーノ飲んだり、 休みの日には、人がいっぱいいる街に 出かけて、ランチして、カフェしたり… そんな風になりたかった。 私は、学生時代、 摂食障害の真っ盛りで、 別室登校だし、 椅子に1時間も座れないし、 進路のことに悩んでいるみんなが 羨ましくて仕方なかった。 将来への不安が大きかった。 何にでもなれると言われても、 生きていくのがしんどいのに、 いつまで生きていかな

          当たり前が欲しくて